内容説明
現代保育の先端をはしる8人が、倉橋惣三と切り結んだ書き下ろし論稿集。
目次
デモクラシーを基本に、そしてロマンを胸に
倉橋惣三の保育方法論と現代の保育
倉橋惣三を通して学ぶ幼稚園教育の方法・内容発展の系譜
倉橋惣三の子どもの「生活」理解の独自性
倉橋惣三の保育観を現場で実践していくために―惣三会の保育実践
倉橋惣三の保育者論
「倉橋惣三」をめぐる一つの見解
倉橋惣三の道徳教育・宗教教育論の今日的意義
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひらぱー
2
倉橋惣三文庫10巻。倉橋惣三氏の書いてあることはいちいちもっともだと思うが、そんな当たり前のことを半世紀以上経過してなお崇めてしまう人々がたくさんいるという事実は、その間いかに幼児教育に進歩がなかったかの証左であるように感じる。幼児教育に関わる人は、自分の人間的な器(とでもいうのか。「後ろ姿」というか「生き様」というか)が保育にとって重要なファクタであることを心に刻んで、日々生きていかんとあかん。もっと進めよ。おれは先に行くよ。と偉そうに思った。この本は読んでもつまらんかった。2010/03/23