内容説明
日下刑事は大学時代最後の春休みに「青春18きっぷ」を使い、東海道本線を西に向かう旅に出た。その出発当日に2件の鉄道人身事故があったことを知る。5年後、日下がかつて旅行中に立ち寄った静岡県吉原駅近くの喫茶店主がひき逃げ死を遂げ、続いて東京で男が刺殺される。事件を結ぶ糸を感じた日下は、十津川警部にあることを伝えるが…。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京都生まれ。公務員生活ののち、数々の職業を経ながら創作活動を続け、63年『歪んだ朝』でオール讀物推理小説新人賞、65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞。2001年湯河原町に「西村京太郎記念館」をオープン。全著書や作家としての記録を展示。04年日本ミステリー文学大賞を、10年長谷川伸賞を受賞した国民的作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roomy
11
とても読みやすくて面白かったです。併読にはぴったりの1冊。十津川警部の活躍はほとんどないけどね。日下刑事も嫌いじゃないからいいけど。それにしても女性は強いな。2013/01/28
桂 渓位
4
日下刑事、5年も前の出来事をよく覚えいるな~と、ある意味感心してしまいましたね (^^;2022/04/24
しまちゃん
4
安定の一作 西村京太郎さんはどの作品も読みやすく面白い 2014/07/19
aoko
3
5年前に起きた2件の鉄道人身事故に関連していると思われる殺人事件が2件発生したことで、その5年前の事故が掘り起こされる。それぞれの事故、事件は、ものすごく細い糸でつながっているだけなので、よく気が付いたな、と思う。日下刑事や目撃者の記憶力が良すぎてびっくり。2023/08/25
ryo
3
もはや、トリックなどは全くなくミステリーなのか?という疑問は残るが、やはり十津川警部大好きです!日下刑事も好きだし、橋本がでてきたのも嬉しかったです!2013/12/02
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