内容説明
倉橋の保育を倉橋自身が語る自伝。森上史朗子どもと保育総合研究所代表の書き下ろし解説を収録。
目次
子どもたちの中にいて(子どもの目;子どもたちの顔;涼しい顔 ほか)
母ものがたり(母の誕生・母の成長;教育的な、余りに教育的なおっかさん;あまい母・からい母 ほか)
子どもの癖しらべ(ぐずぐず癖;あいだ食い癖;虚言癖 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひらぱー
2
学校以外の家庭環境や、父母とそれ以外の大人との望ましい関係など、現在とは違う認識が明示されていて、本当に子どもを取り巻く環境は変わってしまったのだなぁと感じた。子どもを育てる大人が他の人間と関係を形成する重要性や、子どもが両親以外の大人(の価値観?)に触れることの教育的意義など、昔は当然あったから必要性が理解されなかったことがあったのですね。2010/04/26
けいちろ
0
何度も読み返したい保育の古典。 100年前なので、ジェンダーのところなどの時代錯誤感はあるものの、本質的な部分は今も大いに通づる部分あり。2023/03/27
a_ma_ri_a_ma_ri
0
母の「まむき よこ顔 後ろ姿」 古い考え方だと言う人もいるかもしれないけれど、自分が子どもの頃の感覚を思い出すと、やはり子どもはお母さんをずっと見てるし、大好きなんだよなぁ。現代ならではの色んな事情はあれども、状況が許すならば、生活を子どもと共に過ごしたい。教育と言うと何か教えたり伝えなきゃと思っちゃうけど、家庭で行う母の生活そのものが家庭教育という言葉に、自分のままでいっかぁと肩の力が抜けた。 お母さんはかけがえのない存在だということは、今も昔も変わらないよね。2021/12/20