内容説明
さまざまな社会の変化を受けて、保育ニーズや保育サービスもますます多様化しています。新しい時代の保育サービスの考え方や方向性が打ち出されていますが、それらを実際に具現化し、利用者に対峙していくのは、サービスの実施主体である市区町村だと言えます。エンゼルプランの策定後、各地方自治体の取り組みが本格的になりましたが、本書ではその経緯と現状を追いながら、最新の全国調査結果をもとに、これからの保育と今後の保育サービス提供の視点について考えました。
目次
第1部 保育戦略の全国的な動向(地方版エンゼルプランにみる「保育戦略」;計画に基づく保育の展開)
第2部 在宅保育の重要性(今、なぜ在宅保育か;家庭的保育制度の現状と課題;ファミリー・サポート・センターの現状と課題 ほか)
第3部 新しい保育サービスを求めて(これからの「保育」とこれからの「戦略」;ソーシャルワーク・スキルの向上;新しい「保育の実施」を目指して)
著者等紹介
山本真実[ヤマモトマミ]
1965年神奈川県生まれ。1989年英国国立ケント大学社会科学部社会政策学科卒業(B.A.Hon)。1989~1996年民間シンクタンク株式会社富士総合研究所勤務。1996年10月日本子ども家庭総合研究所子ども家庭福祉研究員、99年同主任研究員。2001年4月~淑徳大学社会学部専任講師。現在、日本子ども家庭総合研究所非常勤主任研究員、東京都児童福祉審議会臨時委員・里親部会委員、神奈川県児童処遇評価委員、駒沢大学、日本社会事業大学非常勤講師、放送大学担当講師等
尾木まり[オギマリ]
1954年高知県生まれ。1977年玉川大学文学部外国語学科卒業。1988~1991年民間シンクタンク株式会社環境デザイン研究所勤務。1991~1999年進藤デザイン・オフィス勤務。1992~2000年児具館親と子の創造アトリエ主任指導員。1999年~子どもの領域研究所設立。現在、子どもの領域研究所所長、日本子ども家庭総合研究所嘱託研究員
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