内容説明
近年、保育園や幼稚園でカウンセリングマインドがますます重視されるようになりました。保育者が子どもと信頼関係を築いていくこと、様々な表現から子どもの心の動きを理解していくこと、さらに相手の立場にたって保育を進めていくことは、保育の営みの中で極めて大切なことです。しかし、このカウンセリングマインドという考え方は、具体的にどのような内容なのでしょうか。また、カウンセリングとはどのような関係なのでしょうか。そんな疑問を解きほぐしながら、カウンセリングマインドの具体像を探ります。
目次
第1章 カウンセリングの基礎知識
第2章 カウンセリングマインドの基礎知識
第3章 乳幼児期に培われる人間としての基本的な育ち
第4章 幼児理解とカウンセリングマインド
第5章 障害児の理解とカウンセリングマインド
第6章 幼児の生活とカウンセリングマインド
第7章 幼児の遊びとカウンセリングマインド
第8章 保護者との連携とカウンセリングマインド
著者等紹介
柴崎正行[シバザキマサユキ]
1951年群馬県生まれ。東京教育大学教育学部特殊教育学科卒業、筑波大学大学院博士課程心身障害学研究科中退。淑徳大学社会福祉学部講師、文部省初等中等教育局幼稚園課教科調査官、東京家政大学家政学部児童学科助教授を経て、現在、東京家政大学教授。著書に、『幼児の発達理解と援助』(チャイルド本社)、『子どもの発達相談』(フレーベル館)、『障害児保育』(ミネルヴァ書房)、『21世紀へ向けての保育の創造』(フレーベル館)、『保育者の新たな役割』(小学館)ほか多数
田代和美[タシロカズミ]
1960年北海道生まれ。筑波大学大学院博士課程心身障害学研究科修了(教育学博士)。日本児童手当協会青山子どもの城非常勤職員(言語治療士)、土浦市幼児言葉の教室嘱託職員、お茶の水女子大学家政学部児童学科専任講師を経て、現在、お茶の水女子大学生活科学部発達臨床学講座助教授。分担執筆に「障害児保育」「3歳児保育のすべて」「保育方法の探究」「保育心理学I子どもと発達」「保育者論」「表現」などがある
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