内容説明
保育者には何よりも、子どもの視点に立つことのできる、しかもしばられない目を育てることが何よりも必要なことです。これまで保育の勉強というと、とかく保育テクニックを多く身につけて、それをいかに子どもにやらせたらよいかだけが問題にされてきました。そのために保育の専門性がきわめて低くしか評価されてこなかったのです。これからの保育では、「子どもを見る目」や、「保育を見る目」を深く確かなものにすることが何よりも強く求められています。このシリーズを『見る目を育てる実践シリーズ』と名づけたのはそうした意図からです。
目次
第1章 子どもの文化
第2章 家庭の中の子ども
第3章 地域の子どもとして
第4章 生活としての行事
第5章 子どもを見る目を育て合う(1)
第6章 子どもを見る目を育て合う(2)
第7章 子どもを見る目を育て合う(3)
第8章 今「保育に欠ける」とは
第9章 座談会・保育の現在を考える