内容説明
アンパンマンの誕生から30年。最初の絵本が出版されてから26年。テレビ放映開始から12年。みんなに愛されてきたアンパンマンの作者と声優によるアンパンマン対談。
目次
プロローグ 二人で奏でるまえがきデュオ
第1幕 ドキュメンタリー風対談はじまりはじまり
第2幕 運命の星が輝いてアンパンマンが飛び立つまで
第3幕 「それいけ!アンパンマン」成功への道
第4幕 クライマックスはこれからだ 登場キャラクター面白話
エピローグ アンパンマンの願いと夢
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のえる
9
学生時代の読了本。 やなせたかしさんとアンパンマン声優を務める戸田恵子さんの対談本。 「アンパンマンには食べるシーンがない、『美味しそうですね~』」とかは言うくだりが妙に印象的で覚えている本書。 はて、他にもおもしろく興味がそそられる内容が詰まっていた気がするのだが…。
スイ
4
やなせたかしさんと戸田恵子さんの対談本。 面白かったー! モブが要るときにかびるんるん便利!などなど、やなせ先生の発言で何度吹き出したか。 最初にNHKでアンパンマンがアニメになる話が出ていて、でも通ったのは三銃士だったなんて知らなかった…! しかし元々アンパンマンが生まれた経緯の話になると、その思いに心臓を殴られたような気持ち。 『「ぼくは終戦の時は兵隊で上海の近くにいた。そして終戦の翌年に日本に帰ることができた。この時に強く感じたことがふたつある。」 「人間は食べなくては生きられないということと、2018/11/25
あいひさん
2
アンパンマンの作者・やなせたかしさんとアンパンマンの声優・戸田恵子さんのほのぼの対談。御二方の人生において間違ひなく中心となったひとつの作品を巡り、仲良く会話が進められていく。二人のアンパンマンに対する愛と敬意が詰まった一冊です。かく云ふ私もアンパンマンが勿論大好きです。2016/07/31
きゃべつ
1
ドキンはスカーレットオハラで、食パンマンはアシュリー、バタコはメラニー。バタコはジャムおじさんの『孫でもなければ娘でもない』。『一種のフェアリー』。1番好きだったロールパンナが、宝塚の男役。『食べないのか食べることができないのかわからないけど、食べ物が出ると「おいしそうですね」とはいうんですよ。食べられないけどその気持ちがわかるっていうことなのかなといろいろ思うんですけど、アンパンマンは絶対に食べない。みんなは食べるんです。「いいにおい」とか、「おいしそうですね」とはいうんですよ。すごいなと思います。』2020/04/19
桐一葉
0
たくさんの人に愛される作品には、そのキャラクターたちを心から愛する人達で創られてるんやなぁーと再認識。やなせ先生の決して変わることのない意思が人を魅了するんかな。人を助けるには自分も傷を負う。当たり前のことなんやけど、それを出来る人が人を助けることができる。勇気のある人間でいたい!2016/07/24