出版社内容情報
ひと目見ると恐ろしさでものも言えなくなるという?怪物キラキラ?勇ましい兄弟の弟が?ひとりでキラキラのすむ高い山に向かい…。衝撃の結末がいろいろなことを考えさせる、やなせたかしのせつない名作絵本、待望の復刊です。
令和7年度版中学道徳教科書に全文掲載!
キンダーおはなしえほん1975年2月号初出。
内容説明
ひとめみるとおそろしさでものもいえなくなるという、かいぶつキラキラ。いさましいきょうだいのおとうとがひとりでたいじにむかいますがかえってきません。あとをおったあにがみたものは…。
著者等紹介
やなせたかし[ヤナセタカシ]
1919年2月6日生まれ。高知県出身。終戦後、高知新聞社に入社。2009年90歳、『それいけ!アンパンマン』が最もキャラクター数の多いアニメとしてギネス世界記録に認定。2013年94歳、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
3
怪物として人間に恐れられていたキラキラの姿形とその心根の落差。恐ろし気な姿だけで毛嫌いし、憎んだ人間の愚かさが恥ずかしい。対する相手の、その本質を、内面をしっかりと理解しようというやなせさんのメッセージ。2025/05/03
たくさん
1
見た目で誤解をしてしまうことはある。それを間違いだと気が付けることそれは何よりも大事。気が付かずやり過ごすことも忙しい世の中あるだろう。われわれは一つでも真実というか事実の正しさとともに生きていきたいなと思います。2025/05/01
nago
1
キラキラを倒しに山へ行った弟、戻って来ない弟を心配して山へ行く兄。キラキラは本当は…。こんな悲しい戦いをやめるには。色鉛筆風の絵が優しい感じです。2025/05/08
はる熊猫
1
差別の悲しさ、愚かさを描いた絵本。キラキラの最期の言葉が切なかった。2025/03/20