出版社内容情報
企業内で報告書作成を実践してきた技術者の立場から,現場に即してまとめた実務書.◆項目 報告書の基本を知る わかりやすい報告書を書く まぎれのない文章を構成する 表現の技術を磨く(文を明快に記述する 効果的な表記を工夫)
内容説明
今までのテクニカルライティングは、教育者や企業内文書専門家の指導で成長してきました。これらに学びつつ本書は、企業内で報告書作成を実践してきた技術者の立場から、あくまで現場に即してまとめたものです。この中には、読み手の気持ちになって書くというテクニカルライティングの思想と、業務の一環として実務との相互作用のなかでテクニカルライティング技術を活かす方法を述べています。また、わかりやすく・まぎれなく書く技術を、豊富な解説と例題によって説明します。
目次
第1章 序論…報告書の基本を知る(読者満足度の高い報告書を書こう;テクニカルライティングを業務に活かす ほか)
第2章 わかりやすい報告書を書く(報告目的に合った書式を選ぶ;日常の業務報告書を見直そう ほか)
第3章 まぎれのない文章を構成する(文章作成の成功は構想段階で決まる;段落(パラグラフ)を設計する ほか)
第4章 表現の技術を磨く(「わかりやすさ」を分析する;文を明快に記述する ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rice
1
若干アカデミック過ぎる部分もあるが、とても真面目で好感がもてる好著。2013/02/15
frkn
0
テクニカルライティングについての本は多々あるが、この本の著者は同じ業界の方(自動車)なので、参考になるかと思い読んでみた(読んでみてやはり実際の業務にかなり近かったので、自動車業界の方にはおすすめ)。合言葉は、①わかりやすく、②まぎれなく、③必要十分にとのこと。個人的には、うまく伝わらない原因がサービス精神の欠如にあるという分析、読者分析の話、事実と意見の区別、説得と伝達の区別が興味深かった。2015/06/07
ひぐ
0
報告書やマニュアルの作成に活用できるであろう内容。まとまっていて良い。学生の頃に出会っていれば良かったと心底思う。最近、取説を書くことが多いので、活用しましょう。2014/11/15
Yohei
0
★★☆☆☆日本では実作業に比べ文書作成が軽く見られているが、技術者は業務時間の1/3ほどを書くことに費やしている。作業は伝達されてはじめて成果に結び付くため、業務効率改善の一環として報告書作成技術の必要性を説く。 ①主題を予告する ②目的を明確にする。 ③結論をまぎれなく述べる。 ④今後の方向を示す。が大まかなポイント。できそうでできていない点で納得。2011/08/14
中林助手2
0
☆12022/06/15