出版社内容情報
外見で人を判断したり、差別的な扱いをしたりする「ルッキズム」。SDGs10番目の目標「人や国の不平等をなくそう」とも深く関係する問題との向き合い方を考えます。
内容説明
まわりから変な目で見られたり、嫌なことをいわれたりすることが心配で、ありのままの自分の見た目、自分が好きなかっこうをかくそうとしてしまう…。ここではそんな状態を「ルッキズムの呪い」とよぶよ。SDGs10番目の目標「人や国の不平等をなくそう」と関連!
目次
1章 このモヤモヤはなんでしょう?それがルッキズム!(身近なところにひそむルッキズム;ルッキズムが引き起こすモヤモヤ;どんな人もルッキズムの加害者・被害者になりうる!;ルッキズムは世界中の課題!;見た目の偏見によって起きる不平等 ほか)
2章 いろいろいわれてどんな姿がいいのかわからなくなりました それがルッキズムの呪い!(じわじわむしばむモヤモヤ;悪意のない呪いの言葉;ルッキズムの呪いの影響;ルッキズムが人を追いつめる;自分で自分を傷つけるルッキズム ほか)
著者等紹介
矢吹康夫[ヤブキヤスオ]
立教大学大学院社会学研究科博士後期課程満期退学。博士(社会学)。日本学術振興会特別研究員などを経て、中京大学教養教育研究院講師。日本アルビニズムネットワーク・スタッフ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やすらぎ
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ルッキズム(Lookism)最近聞くようになった言葉を社会に浸透させていくことは非常に難しく、気付かないうちに相手を困らせていることは多い。かっこいい、かわいい、褒めているつもりがそう受け取られていないかもしれない。M31星雲からやってきた宇宙人がいろんな姿に変身しながら、普通って、色眼鏡って、その意味が分からなくて困っている。皆同じではないから比較する場面は避けられないけど、その言葉を相手がどう感じるかを考えないといけない。変化することは面倒かもしれないけど、誰もが生きやすい社会を目指しているのだから。2025/04/06