出版社内容情報
輸血治療をうける犬たちのために生かされているだけの「いのち」があるなんて……。
ボランティアで働くことになった動物病院の地下室のドアを開けたとたん、ひどいにおいに言葉も出なかったケリーさん。シロたち6匹の供血犬もそのケージも汚れきっていたからだ。ペットを救うために働く地下室の供血犬たちが幸せに暮らせるように、ケリーさんは行動することに決めた!
内容説明
犬も猫も病気やけがをしたときに、輸血が必要になります。血液を分け与える仕事をする犬や猫は「供血犬」、「供血猫」と呼ばれます。動物病院の窓のない地下室で飼われていた供血犬たちに出会い、幸せな暮らしをさせたいと願ったケリーさんの行動から、動物たちの幸せ、アニマルウェルフェアを考えてみましょう。
目次
はじめに 供血犬って知っていますか?
第1章 ケリーさんのボランティア活動
第2章 地下室の供血犬たち
第3章 どうして「供血犬」「供血猫」が必要なの?
第4章 動き始めたケリーさん
第5章 SNS「供血犬ってご存じ?」
第6章 地下室から供血犬がいなくなった日
第7章 シロの幸せを願って
第8章 元気のゆずりあい
さいごに 「わたしにできること」ってなんだろう
著者等紹介
別司芳子[ベッシヨシコ]
福井県生まれ。日本児童文学者協会、日本児童文芸家協会会員。「でこぼこ凸凹あいうえお」にて第23回小川未明文学賞優秀賞を受賞(『凸凹あいうえおの手紙』と改題しくもん出版より刊行)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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