出版社内容情報
脳科学者・中野信子が「アート」の視点から、「わからない」を楽しむ「高IQ脳」をそだて、世の中をサバイバルする術を伝えます!
内容説明
この本では、一見あまり脳とは関係なさそうに見える「アート」を切り口にして、人間の知能について掘り下げていきます。
目次
序章 アートが持つ力
1章 「美しい!」を感じるヒミツ
2章 「想像力」ってなんだろう?
3章 人間はアートの力で生き延びた
4章 他者を想う
5章 「想像力」はあなたの生きる力
6章 こどもアート脳科学Q&A
著者等紹介
中野信子[ナカノノブコ]
脳科学者・医学博士・認知科学者。1975年、東京都に生まれる。東京大学工学部卒業後、同大学院医学系研究科修了、脳神経医学博士号取得。フランス国立研究所ニューロスピンに博士研究員として勤務後、帰国。現在は、東日本国際大学などで教鞭をとるほか、脳科学や心理学の知見を活かし、マスメディアにおいても社会現象や事件に対する解説やコメント活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほじゅどー
9
★★★★アートは知性そのもの。人間は「わからない」に対して「想像力」を武器に物語やアートをつくり、多くの人の協力をまとめ上げて生き延びてきた。アートを見て「わからない」にたくさん触れる。アートをたくさん見ることで「高IQ脳」をトレーニングできる。わかりやすい答えのつまみ食いを安易に続けていると、悪意を持った人の心地よい言葉やカッコいい行動に簡単に騙されてしまう。美し過ぎるものに警戒する心も大切。「お金の余裕」よりも、時間をかけてひとつのアート作品をじっくり味わう「心の余裕」をもつ。2024/11/01
アンコ釘
1
理屈ではうまく説明できないもの わからないものを切り捨てないで受け止める、考える。テストで良い点を取るだけでない本物の頭の良さ、高IQ脳とも地頭のよさともいえるものを育てよう。想像力を使いこなせ。センスとは想像力の異名だもの。想像力を高めればセンスがよくなる。公正世界仮説という思い込み、世界が公正でないからこそ力をつけておかなければならない。生き延びるための方法をいくつも自分の引き出しの中にもつようにしたいもの。アート体験は血となり肉となり生きる力となりどんな困難をも輝きに変えていける知性そのものとなる。2025/01/31
Kenji Nakamura
1
ふむふむ🤨2024/01/09
pen
0
いったん、なんでやろうって、想像してみる。考えてみる。私の感じたことも大切にする。2025/02/11