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出版社内容情報
日本が世界に誇る大島紬は、2021年7月、世界遺産登録された鹿児島県・奄美大島の伝統的な織物だ。
奄美大島で大島紬の織元をしている南修郎さんは、還暦を機に、この伝統技術の原点に立ち返ることを思いつく。
南さんの夢は「100%奄美産の大島紬」というストーリーのある着物をつくること。
そのために彼は、現在輸入に頼っている絹糸でなく、奄美で育てた蚕のまゆから糸をとることを考え、鮮やかな黄色をした自らのブランドまゆ「奄美黄金繭(あまみおうごんまゆ)」をも開発する。
さらに、ガの専門家たちの協力で、古代の大島紬が奄美の野生に棲息するヤママユというガのまゆからとった糸を使っていた事実をつきとめる。
次なるチャレンジは、奄美のヤママユを捕獲して卵から育て、天然のまゆから糸をとった大島紬をつくること。それは果てしない道のりだが、南さんは、70歳を超えた今も、伝統工芸品である大島紬の歴史に新たな1ページを加えるチャレンジを続けている。
すでに名誉を得て完成したかに思える人でも、まだ新たなことをやってみようとする姿勢のすばらしさ、尊さを描き、夢に向かって行動を起こすことの大切さを、今を生きる子どもたちに伝える、「伝統」と「革新」をテーマにしたドキュメンタリー読み物。
ノンフィクション。
内容説明
日本が世界に誇る、大島紬。鹿児島県・奄美大島で大島紬の織元をしている南修郎さんは、還暦を機に、この伝統技術の原点に立ち返ることを思いつく。南さんの夢は「100パーセント奄美産の大島紬」というストーリーのある着物をつくること。夢に向かって行動を起こすことの大切さを伝える、「伝統」と「革新」を描くドキュメンタリー。
目次
一本の糸から
ときめきの大島紬
クロウサギの島
ケンムンの木の下で
機を織るひと
まいおりた天の虫
へそまがりの黄金まゆ
毎日が「発見の日」
繊維のダイヤモンド
天蚕プロジェクト〔ほか〕
著者等紹介
谷本雄治[タニモトユウジ]
名古屋市生まれ。プチ生物研究家・児童文学作家。ご近所の虫・植物との付き合い多く、それらを素材にした読み物、食農ノンフィクションなどを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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