フレーベル館ノンフィクション<br> 天の蚕が夢をつむぐ―大島紬ものがたり

個数:
電子版価格
¥1,650
  • 電子版あり

フレーベル館ノンフィクション
天の蚕が夢をつむぐ―大島紬ものがたり

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784577050392
  • NDC分類 K586
  • Cコード C8395

出版社内容情報

日本が世界に誇る大島紬は、2021年7月、世界遺産登録された鹿児島県・奄美大島の伝統的な織物だ。
奄美大島で大島紬の織元をしている南修郎さんは、還暦を機に、この伝統技術の原点に立ち返ることを思いつく。
南さんの夢は「100%奄美産の大島紬」というストーリーのある着物をつくること。
そのために彼は、現在輸入に頼っている絹糸でなく、奄美で育てた蚕のまゆから糸をとることを考え、鮮やかな黄色をした自らのブランドまゆ「奄美黄金繭(あまみおうごんまゆ)」をも開発する。
さらに、ガの専門家たちの協力で、古代の大島紬が奄美の野生に棲息するヤママユというガのまゆからとった糸を使っていた事実をつきとめる。
次なるチャレンジは、奄美のヤママユを捕獲して卵から育て、天然のまゆから糸をとった大島紬をつくること。それは果てしない道のりだが、南さんは、70歳を超えた今も、伝統工芸品である大島紬の歴史に新たな1ページを加えるチャレンジを続けている。
すでに名誉を得て完成したかに思える人でも、まだ新たなことをやってみようとする姿勢のすばらしさ、尊さを描き、夢に向かって行動を起こすことの大切さを、今を生きる子どもたちに伝える、「伝統」と「革新」をテーマにしたドキュメンタリー読み物。
ノンフィクション。

内容説明

日本が世界に誇る、大島紬。鹿児島県・奄美大島で大島紬の織元をしている南修郎さんは、還暦を機に、この伝統技術の原点に立ち返ることを思いつく。南さんの夢は「100パーセント奄美産の大島紬」というストーリーのある着物をつくること。夢に向かって行動を起こすことの大切さを伝える、「伝統」と「革新」を描くドキュメンタリー。

目次

一本の糸から
ときめきの大島紬
クロウサギの島
ケンムンの木の下で
機を織るひと
まいおりた天の虫
へそまがりの黄金まゆ
毎日が「発見の日」
繊維のダイヤモンド
天蚕プロジェクト〔ほか〕

著者等紹介

谷本雄治[タニモトユウジ]
名古屋市生まれ。プチ生物研究家・児童文学作家。ご近所の虫・植物との付き合い多く、それらを素材にした読み物、食農ノンフィクションなどを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

87
憧れの大島紬。いつか自分の着物を作ってみたい。その元になる蚕の繭が黄金の「奄美黄金繭」なるものがあるらしい。この本の主人公・南修郎さんは、なんと60歳からクワを育て、蚕を飼い、まゆから糸を作り、染めて織るまで、すべて一から始めた強者なのだ。しかも2015年自ら織った大島紬が日本伝統工芸士会会長賞に輝いた。そこから次々と周りの人を巻き込んで、繊維のダイヤモンドと呼ばれるヤママユを見つけ、アマミアラカシの栽培に至り、更には芭蕉布と蚕の糸を交ぜ織りして新しい商品を作り出す。元気の出る可能性広がるお話しでした。2022/04/14

れもん

27
図書館本。「100%奄美産の大島紬」を作るために奮闘している南さんを取材し纏めた本。私は奄美出身なのに、大島紬が100%奄美産じゃないことを知らなかったし、南さんがこんなに素晴らしい挑戦をしていることも知らなかった。「できないことはない」と諦めない気持ちは、本当に凄い。その気持ちが自然と周りの人を動かし、人と人との繋がりを紡いでいく。その行動力と繋がりに感動しました。そして、越間のおじいちゃん、元気そうな近影が見られて良かった。2024/05/17

Midori Matsuoka

9
児童向けノンフィクション。こういう作品が広く知られるといいな。 奄美大島の伝統工芸品「大島紬」を100%奄美大島産で作ろうと取り組む、織元の南修郎さん。 大島紬の歴史をひもとくと、全盛期には輸入の糸を使用していたので、原点に立ち返るとなると養蚕、更に桑(蚕のえさ)の栽培まで関わらなければならない。 元々は機織り職人だった南さん。大島紬にかけた情熱と探究心が「奄美の黄金繭から作った大島紬」へとつながっていく。 多くの人の知恵と努力が結集している様子もとても興味深かった。2024/11/20

ユウティ

7
奄美大島の織元さんが蚕を育てて伝統的な大島紬を織るという本。すごく良い本だった。児童書と一般書の中間くらいで、とても読みやすく分かり易く書かれていた。大島紬はゴブラン織、ペルシャ絨毯と合わせて世界三大織物なんだそうだ。知らなかった…それなのに驚いたことにすでに奄美ではお蚕さんは育てておらず、海外の糸で織っていたんだそう。えっそうなの!?という感じで、知らないことが詰まっていて面白かった。最近小学生だったかがさなぎを殺さずに糸を取る方法を考え出していたし、繭から糸を紡いでみたくなった。2024/05/12

まげりん

5
非常な地味な題材でありながら、ものづくりの奥深さを存分に味わえる本。すごいバイタリティに驚く。唯一気になったのが、自慢の大島紬のカラー口絵がないこと。この糸を織ったらどんな布もなるのかなあ?白い蚕との違いはどんな風なんだろうなあ。と思いながら読んでた。2022/11/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19386981
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品