出版社内容情報
「安心・安全 子ども免疫ガイド」シリーズ(全3巻)
1 たたかう免疫
2 強い免疫・弱い免疫
3 免疫いいこと・わるいこと
新型コロナウイルス感染やワクチン接種のあれこれにおどらされ、おとなも子どもも不安や恐れを抱えながら過ごしています。ただ本来、人間のからだには、自らを守るシステム「免疫」が備わっているので、そう簡単に病気(感染症)には負けないのも事実。とても頼りになる「免疫」について、いろいろな角度から解説しているシリーズです。
第2巻では、生まれながらにもつ免疫が、はじめは力が弱くても、年齢を重ね感染症にかかるごとに強くなっていくさまを説明しています。ワクチンの種類とその違い、つくり方、病原体に効く薬、集団免疫のことなども解説しています。
目次
1 免疫がひきおこす病気(免疫反応とアレルギー反応;アレルゲンがからだに入る方法;アレルギー反応のしくみ;はげしいアレルギー反応、アナフィラキシー;免疫細胞のまちがい、自己免疫病 ほか)
2 免疫を知って、免疫を使う(血液でわかることが多い;抗原・抗体のくみあわせと輸血;まちがった細胞をこわす免疫細胞;免疫療法でがんとたたかう;免疫反応をださないようにする)
著者等紹介
石田靖雅[イシダヤスマサ]
医師。分子免疫学者(奈良先端科学技術大学院大学・准教授)。京都大学医学部・本庶佑研究室の助手の時に新しい免疫制御遺伝子を発見し、PD‐1と命名。その後、PD‐1の機能を抗体で阻害すると一部のがんが治ることが発見され、本庶教授には2018年のノーベル生理学・医学賞が授与された。現在は、免疫系が「自己」と「非自己」を識別する際にPD‐1が果たす役割について研究中
原田佐和子[ハラダサワコ]
日本女子大学家政学部化学科卒業。同大学院食物学科修士課程修了。科学読物研究会会員。小学生を対象に科学あそびをしている
坂口美佳子[サカグチミカコ]
科学読物研究会会員。科学あそび、小中学校・大学の授業、本に関わる大人対象の講座などで年間250回以上35年間講師として活動
のだよしこ[ノダヨシコ]
イラストレーター。大阪芸術大学、ボローニャ美術大学卒業。2007年と2010年にボローニャ国際絵本原画展入選。2004年からボローニャ郊外のピアノロという町で暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。