マンガと図解 元開成学園校長が教える思春期男子の正しい育て方

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マンガと図解 元開成学園校長が教える思春期男子の正しい育て方

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  • サイズ A5判/ページ数 143p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784299037794
  • NDC分類 379.9
  • Cコード C0037

出版社内容情報

男の子が必ず通る反抗期・思春期の特徴をわかりやすく紹介します。
マンガですぐわかる一冊、コミュニケーションや教え方、親の不安や悩みの解決法も提示します。
マンガだからおもしろく、文章でもきちんと読める「そうだったの!」といった発見が満載です。 

~はじめに より~
私は開成中学校・高等学校の校長を9年にわたって務めました。まさに思春期真っただ中の男の子ばかりを相手に日々を過ごしてきたことで、思春期男子の実態がどういうものなのかというデータを得ることができました。また、私生活でも二人の男の子を育ててきました。本書では、それらの経験に基づく思春期男子の心や体の成長について解説し、思春期男子に立ち向かうための対応策を紹介します。
 その前にまず、子育ての五箇条を紹介しておきましょう。
1 しゃべらせる
2 「ダメ」と言わない
3 成長をほめる
4 得意を伸ばす
5 自立を促す
 学校の授業では読書感想文を書かせることが多いと思いますが、これでは情緒的な表現力しか身に付きません。社会で必要な「論理的な表現力」というのは、「人に伝える技術」。相手に伝えたいことを論理的に組み立て、相手を納得させるための表現力を身に付ける必要があります。このためには子どもに積極的に「しゃべらせること」が大事です。頭の中で文章を組み立て、言葉にして出すというのは、論理的な表現を身に付ける訓練になります。
 子どもは短所ばかりを指摘されるより、長所をほめてもらったほうが、自分の好きなこと、得意なことを見つけやすくなります。得意なことがわかれば、将来のやりたいことも見えてきます。人間の長所と短所は常に背中合わせです。短所だけを気にしていると、大事な長所を見逃してしまいます。子どもを客観的にじっくりと観察して、いいところを見つけてほめてあげましょう。子どもがやりたいと望むことを、頭から否定することも避けましょう。自分で選んだことをやり遂げれば、子どもは大きな自信を得ます。
 同じように、成長が見られる部分もほめて、頑張ったことを認めてあげましょう。「もっとできるはず」とさらに高いレベルを求めると、子どもはゴールを見失います。以前よりもできるようになったところ、努力したところが認められれば、人はもっと成長したいと思うもの。「ダメ」と言わず、成長したところをほめ、得意を伸ばす。この繰り返しで子どもは大きく成長していきます。

内容説明

ハーバード、東大、開成の教員経験から導き出したたった一言で子どもが変わるメソッド。

目次

第1章 ママのわけがわからないを大解剖!思春期男子は大人への第一歩と心得る(親の話は子どもに届かないと思え、思春期男子は反抗する)
第2章 思春期男子に平均点は求めない!自由に“学ぶ力”を伸ばす(こんなに違う!男子と女子の勉強法;やる気発見!何もしないのが正解のとき!)
第3章 「得意」はどんどん伸ばして思春期男子の自己肯定感を高めよう(何が得意かわからない(涙)、長続きしなくて困る
思春期男子のとんがった部分、好きな部分を探す)
第4章 自己管理能力を育てて18歳で思春期男子を旅立たせよう(学ぶ力を育てる方法 あれもダメ、これもダメの罠;社会で活躍する自立した大人になってほしい ほか)

著者等紹介

柳沢幸雄[ヤナギサワユキオ]
1947年生まれ。開成高等学校、東京大学工学部卒業。民間企業を経て、同大学院工学系研究科博士課程修了。ハーバード大学大学院、東京大学大学院で教鞭を執った後、2011年から開成中学校・高等学校校長を9年間務める。2020年から北鎌倉女子学園学園長。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。