出版社内容情報
ルーヴル美術館の有名な展示品のなかに、青いカバ「ヒッポ」がかくれんぼ! すみずみまで目をこらすことで、アートを見る目を育む、遊び心いっぱいの探し物絵本です。
西洋美術史家・木村泰司による、アートが10倍おもしろくなる作品解説つき!
内容説明
パリのルーヴル美術館で起こった奇妙な事件!古代エジプトの彫刻作品、青いカバの「ヒッポ」があの有名なアートのなかにかくれんぼ!?
著者等紹介
木村泰司[キムラタイジ]
西洋美術史家。アメリカのカリフォルニア大学バークレー校で美術史学士号をおさめたのち、ロンドンサザビーズの美術教養講座にて、WORKS OF ART修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こふみ
27
まるで展覧会のパンフレットを見ているような絵本。ヒッポを探して、目を皿のようにして美術品を鑑賞(?)しました。最近あまり使っていなかったハズキルーペを引っ張り出してきて、細部まで楽しみました。2023/05/24
aiaimo`olelo
17
ルーヴル美術館に展示されている青いカバは、およそ3500年前に古代エジプトでつくられたもの。古代エジプトの神話との関わりから、ミイラとならべて墓におかれたものだそう。さて、この青いカバのヒッポくん。ルーヴル美術館の展示品のあちこちにかくれんぼ。ヒッポくんを探そう! さがしものをしながら自然と、アート作品にふれられる良い写真絵本だった。有名なミロのヴィーナスやモナ・リザはもちろん、彫刻、棺、石柱、壁画、壺、革の絵本、皿などさまざまな「美」を目にすることができ、美的感覚を養うのに良さそう。5歳5か月。2020/08/15
かなた
10
バビロン王国のハンムラビ法典。ミロのヴィーナス。サモトラケのニケ。モナリザ。バベルの塔ってルーブルにあったっけ?と思ったら、ブリューゲルの作品ではないのか。なるほど。2024/09/15
コウママ
7
ヒッポを探しながらルーブルの鑑賞。ヒッポが見つけやすいし子どもも楽しめる。ヒッポ君みたいなものもルーブルにあるんだなぁと知りました。答え合わせと解説のページがわかりやすくて良い。2023/07/25
ganesha
5
ルーヴル美術館の有名作品の中に紛れ込んだ人気者ヒッポを探す子ども向けの大判図書。普段目がいかないところまでじっくり鑑賞できて、巻末の解説も併せて興味深く読了。ルビコン川を渡る〜とナポレオンの戴冠が見つけられなかった。2021/07/17