内容説明
気持ちの波にのみこまれそうになったら…きっと誰しもがもっている心の箱庭へ。エッセイスト華恵による初めての翻訳絵本。
著者等紹介
ウッドワース,レイチェル[ウッドワース,レイチェル] [Woodworth,Rachel]
カナダで育ち、アメリカの大学を卒業。現在はタンザニアに住んでいる。『わたしのもりをぬけたら』が初めての絵本作品になる
ミャオ,サン[ミャオ,サン] [Miao,Sang]
イギリスのブライトン大学を卒業、現在は中国に暮らす。在学中に『わたしのもりをぬけたら』を制作、初めての絵本作品となる
華恵[ハナエ]
エッセイスト。1991年アメリカ生まれ。6歳から、日本に住む。10歳からファッション誌でモデルとして活動をはじめ、2002年に第52回全国小・中学校作文コンクール文部科学大臣賞を受賞。執筆活動の他、ラジオパーソナリティ、テレビ番組のナレーションを担当するなど、幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
28
こういう日ってあるよね。そして、やらなきゃいけないこと、いろいろあるよね。そんな時のこんな気持ち。オカンは結構わかるんだけど、影になった人から描写を汲み取るのは、二年生にはちょっと難しかったみたい。2019/08/07
anne@灯れ松明の火
24
新着棚で。主人公の「わたし」は子どもだけど、大人だっておんなじ。ムシャクシャする日、チクチクする日、あるある。ポカポカする日も、ゆったりした日も、もちろんある。でも、うまく行かない日が続いたら、「わたしの ひみつのもり」に出かけよう。そこで、自分を見つめ直して、また帰ってこよう。サン・ミャオさんの描く「わたし」の表情がとってもいい。彼女の気持ちがすごく伝わってくる。 2019/03/06
遠い日
9
自分という森を探検。心を喩えて秀逸。自分の気分を持て余す日、うまくネガティヴな部分を抜かないと、いつまでも振り回される。子どもの頃の気分転換って、どうやっていたんだろうと、しばし思いを馳せる。2018/11/30
遠い日
5
気分がどうにも思うままにならなくて、その気分にがんじがらめにされる日は、大人になっても、ある。ささくれだって心が痛い、穴が空いたようで定まりどころがない、どうにもこうにも腹が立って仕方ない、反対になんかうきうき嬉しい日があったり、相手に感謝の限りを捧げたい日もある。心の森の探検。自分ひとりの森をしっかり歩く。そうすることで見えてくるもの、気づくこと。この森には誰でもひとりで入り、ひとりで探検すべし。セルフケア、だいじです。2023/03/24
mintjam_
5
いやな事が続いて心が押し流されそうになったときに、女の子が出かけたところが秘密の森。いつでも行けて好きな時に戻ってこれる。誰しも心の中にそんな場所ってあるのでは。 http://milkysunday.blog29.fc2.com/blog-entry-2773.html2019/01/26