出版社内容情報
インドから転校してきた自信家のラビと、自信がなく消極的なジョー。正反対なふたりの、最低で最高な一週間！
内容説明
インドから転校してきた自信家のラビと、自分に自信がなく消極的なジョー。ちがう国で育った性格も正反対なふたりの少年による最低で最高な一週間。
著者等紹介
ウィークス，サラ［ウィークス，サラ］ ［Ｗｅｅｋｓ，Ｓａｒａｈ］
アメリカ生まれ。ハンプシャー大学で文学を、ニューヨーク大学大学院で美術学を専攻。５０作以上の児童書を執筆し、『ＳＯ Ｂ．ＩＴ』で米国図書館協会の優良児童図書賞を受賞したのをはじめ、数々の賞を受賞している
ヴァラダラージャン，ギーター［ヴァラダラージャン，ギーター］ ［Ｖａｒａｄａｒａｊａｎ，Ｇｉｔａ］
インド生まれ。小学校教員をつとめたのち、アメリカに移住。コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジでリテラシー教育を学び、ニュージャージー州で小学校の教員や、大学の非常勤教授をつとめる。そのかたわら、インドの子どもたちへの読み書きの教育にも力を注ぐ。『明日のランチはきみと』で作家デビュー
久保陽子［クボヨウコ］
鹿児島県生まれ。東京大学文学部英文科卒。出版社で児童書編集者として勤務した後、翻訳者となる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
75
児童書。YA。インドからアメリカに引っ越してきたラビは、自信家で自分がどんなに優秀か知って欲しかった。だけどsん世に英語の発音を注意され算数のやり方も違うといわれ、いじめっ子の馬鹿にする笑いにも気づかない。一方、支援教室にも行っているジョーは、自分ができないことを理解している。苦手なことをひとつずつ克服しようと努力しているがいじめっ子にやられて落ち込む▽「思いこみは、たいていまちがっているものよ」先生の言葉を素直に受け止められるといいな。正反対のふたりだけれど、一歩踏み出したふたりの未来はきっと明るい。2023/01/23
chiaki
31
食いしん坊な私は、月曜から金曜までのランチメニューがこの本の目次になっていることにまず惹かれました！極端なまでに自信過剰でやたらプライドの高い転校生ラビ。自分の欠点にばかり目が行っていじめられてばかりのジョー。相対する二人の視点から、いじめっ子ディロンを共通項にそれぞれの一週間が描かれている。『思いこみは、たいていまちがっているものよ』フロスト先生の言葉はこの物語のキーワード。思い込みというフィルターのせいで、見えるものも見えなくなってしまう。ラビが本当の友情に気付くことができてよかった。2019/07/04
ゆるり
23
インドから転校してきた自信家のラビと、自信がなく消極的なアメリカ人ジョー。インド人作家とアメリカ人作家が、交代でこの本を書いたみたい。前半のラビの勘違いに笑えます。正反対の2人だけど、明日からは仲良しになれそう！クラスの中心でいじめっ子も、ギャフンと言わせたしね。うん、思い込みは良くないね。2023/09/19
mntmt
22
子供を全力でサポートする、ラビの家族が素晴らしい。大人の私も学べるところがありました。2019/01/26
イエローバード
19
インドからアメリカに転校してきた優等生のラビ。新しい学校でもスターになるはずだったのに、英語が変だの、カレー臭いだのと馬鹿にされる。一方同じクラスの太っちょのジョーは、コンプレックスの塊でいじめられてばかり。もう学校やめたい！と思ったふたりが、ある宿題をきっかけにいじめっ子のディロンに立ち向かい……。そんなうまいこと行くかな？と思うけど、いいのいいの。最後、「それはインドで教わったの？」という先生の質問に、ラビが答えるひと言に思わずホロリです。2019/02/17
