あるけ!ねがいをこめて―子どもたちの権利のためにたたかった女性マザー・ジョーンズ

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  • サイズ B4判/ページ数 32p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784577046630
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

出版社内容情報

1903年、児童労働に対して160キロメートルものデモ行進を行った、アメリカの労働運動家、マザー・ジョーンズの伝記絵本。

内容説明

1900年代初頭、学校にも行けず、生活のためはたらく子どもたちがたくさんいました。「学校に行きたい!」子どもたちの声を受けとり、マザー・ジョーンズは立ちあがったのです!大統領の家を目指し行進した16日間のものがたり。

著者等紹介

カリング,モニカ[カリング,モニカ] [Kulling,Monica]
カナダのヴィクトリア大学にて創作を学び、絵本や伝記など、数多くの作品を手がけている。現在はカナダのトロントに暮らす

サラ,フェリシタ[サラ,フェリシタ] [Sala,Felicita]
西オーストラリア大学で哲学を学ぶ。卒業後、独学でイラストを学び、現在は絵本とアニメーションの分野で活躍している。現在はイタリアのローマに暮らす

西田佳子[ユシダヨシコ]
東京外国語大学英米語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

44
アメリカ合衆国にも、苛酷な児童労働があった。そして、子どもの幸せを考えて、大統領に抗議のデモ行進をした女性がいたということを知った。貧しくて厳しい生活を強いられている子どもも、等しく教育を受ける権利は保障されるべき。いや、貧しいからこそ教育を。マザー・ジョーンズという女性のことをもっと知りたい。2023/05/16

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

19
6年生ブックトーク授業【テーマ 伝記】冬休み前のブックトークで、長めの本を読んでもらったので、今回は絵本を中心に選書。前回のブックトークで、コルチャック先生の本を紹介していたので、背景はすんなり理解してくれました。子どもの権利条約は2019年国連で採択されましたが、約世界の10人に1人が児童労働を課せられているそうです。2020/01/22

Cinejazz

18
〝1903年、アメリカには、学校に行けず働いている子供がたくさんいました。子供が働いてお金を稼がないと、家族が暮らしていけなかったのです・・・〟過酷な「児童労働」を世の中の人々に知ってもらおうと、当時の大統領であるセオドア・ルーズベルトの別荘があるニュ-ヨ-ク州オイスタ-・ベイまで160キロ以上の道のりをデモ行進を行い、子供たちの権利のために闘ったアメリカの労働運動家マザー・ジョーンズ(1837-1930)を紹介した絵本。(児童労働は、今もアフリカやアジア太平洋地域、南北アメリカが際立って多い)2024/06/16

遠い日

8
実話に基づくお話。児童労働をなくす活動をし、子どもの権利のひとつである学ぶことの保障を得るため、当時のアメリカ大統領セオドア・ルーズベルトに直接メッセージを届けるために、ペンシヴェニア州のケンジントンからニューヨーク州のオイスター・ベイまで160キロ以上の道のりを行進しながら行く。先々でマザー・ジョーンズの考えに賛同する人々を得ながら、行き着いた先。大統領の夏の別荘にはるばるやってきたというのに、彼は一切関わらなかった。はじめの一歩のリアルな無惨を感じます。けれども、彼女の尊い一歩には違いありません。2021/01/17

shiho♪

7
2019年は国連で子どもの権利条約が採択されて30年。 勤務する小学校で人権について考える機会があったので、この絵本を図書室で展示。大勢の読み聞かせにはちょっと不向きかな。 マザー・ジョーンズが不正義に立ち向かい、勇気を持ってノーと言うこと。160キロも道のりを学校に通えない子どもたちを連れ行進し、たとえ大統領に会えなくても、その声は市民に広がり、いつかは大きな力になるということに感銘を受けた。 いまだに世界の子どもの10人に1人が児童労働を虐げられているという実態を知ってもらいたい。2019/11/25

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