出版社内容情報
生きとし生けるものへのやさしい眼差しに満ちたワイズブラウンの詩の絵本がリニューアル!
内容説明
それは草むらに、海の底に、木々のあいだに、季節の風のなかに…。アメリカの児童文学作家ワイズ・ブラウンによる、生きとし生けるものへのやさしい眼差しに満ちた詩の絵本。一九五九年の初版から、世界中で読み継がれてきた名作がよみがえりました。
著者等紹介
ワイズ・ブラウン,マーガレット[ワイズブラウン,マーガレット] [Wise Brown,Margaret]
1910年ニューヨーク州生まれ。子どもの本の編集者を経て、絵本作家になる。世界中でいつの時代も、もっとも愛されてきた作家のひとり。1952年に没したあとも、多くの著作が、世代を超えてたくさんの子どもたちに親しまれている
ワイスガード,レナード[ワイスガード,レナード] [Weisgard,Leonard]
1916年コネティカット州生まれ。ワイズ・ブラウンとのコンビで知られ、1947年に『ちいさな島』(童話館出版)でコルデコット賞を受賞。300冊以上の児童書の挿し絵を手がけ、日本でも数多く出版されている
木坂涼[キサカリョウ]
埼玉県生まれ。詩人、絵本作家、翻訳家として幅広く活躍している。2015年『どうするジョージ!』(BL出版)で第62回産経児童出版文化賞翻訳作品賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
55
とっても穏やかな気持ちにさせてくれました。絵も文章も素晴らしいです。私も詩を書きたくなりました。とても美しいのでオススメです(#^.^#)2024/10/11
けんとまん1007
43
詩も絵も優しい。ゆったりとした気持ちになれる。こんな作品を作れるなんて、素晴らしいことだ。2022/05/09
アキ
31
すべてひらがなでリズムがここちいいワイズ・ブラウンの詩を、レナード・ワイスガードのやさしい絵とともに木坂涼のいい訳で読ませてくれる。「たまねぎのうた」「うみのそこのにんまりさん」「くまとちょうちょ」「はちゃめちゃカラス」「どうして春がきたってわかる」「し」がお気に入り。どれも子どもに読み聞かせしたくなる。1959年に出版されたアメリカの本を2006年にフレーベル社が復刻した絵本。原書NIBBLE NIBBLEも読んでみたい。表紙の裏に聖書ヨブ記12章7・8節2018/12/04
pirokichi
19
小さな虫の視点でふかいみどりのくさの森の中から空を見上げる。海の底にねむるちいさなお魚になってみずだらけの海の底を見わたす。心をしずかにしてかすかな音、例えば薔薇の花びらが落ちる音に耳を澄ます。心がしんとして、心の中がにぎわってくる。心の奥から楽しいきもちになってくる。『くさのもり』『くまと ちょうちょ』『なぞなぞ カラス』『し』『たからもの』が好き。「だきしめるにはちいさすぎ」、そして、世界はだきしめるにはおおきすぎ。2021/12/28
てぃうり
2
おとな好み。2018/05/22