出版社内容情報
プログラミングの基本とともに情報科学の基礎を,Pythonを用いて学ぶテキスト.データ処理・AIなどの話題を扱い,基礎から本質までを学ぶことができる.
内容説明
プログラミングの初心者でも、シミュレーションやデータ分析の基礎までを最短で身につけられる。プログラミング言語の研究者が書いた新しいタイプの入門書。
目次
まずは使ってみる
プログラムを作ろう
データ処理の基本:成績の集計
ライフゲーム
放物運動のシミュレーション
幕間:テストとデバッグの基本
p値の計算
大規模データの検索
データからの情報抽出:回帰分析
拡散のシミュレーション
高度な検索:ゲノムを解析する
データを分類する
付録A Python言語の簡易ガイド
付録B itaライブラリガイド
著者等紹介
森畑明昌[モリハタアキマサ]
東京大学大学院総合文化研究科准教授、博士(情報理工学)。2004年東京大学工学部卒。2006年東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了。2008年日本学術振興会特別研究員。2009年東京大学大学院情報理工学系研究科博士後期課程修了。2010年東北大学電気通信研究所助教。2014年東京大学大学院総合文化研究科講師。2017年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yyhhyy
2
基礎を学ぶのに非常に良い。RやPythonのライブラリが必要で使い始めた自分のような人間にとって桁落ちや計算量への配慮など基礎的な知識が抜け落ちてしまう。またCの入門、Pythonの入門などの本は数多くあれど、どの言語にも共通したコンピュータでプログラムを使う場合の注意点をまとめた本は少なく、本書は貴重。2019/12/21
LvzaB
1
タイトルに入門とあるが、それは最初だけで残りは応用的なトピックスで占められている印象を受けた。始めたばかりで多くの書を読んでいないからか、Pythonが他の言語より学術よりなイメージを持ち始めている。本書には数値計算の話題が結構あり、内容に関しても計算量の話が頻繁に出てくる。これらは他の言語ではあまり出てこない気がするので、Python特有なのかもしれない。2022/08/30