著者等紹介
西本鶏介[ニシモトケイスケ]
奈良県生まれ。昭和女子大学名誉教授。児童文学や児童文化に対する評論、作家・作品論、民話の研究、創作など幅広く活躍。絵本や民話の再話も多い。また坪田譲治文学賞などの選考委員もつとめる。著書は各ジャンルにわたって600冊を超える。近刊の著書に「西本鶏介児童文学論コレクション(全3巻)」(第36回巌谷小波文芸賞特別賞受賞/ポプラ社)などがある
こわせたまみ[コワセタマミ]
埼玉県生まれ。早稲田大学第一商学部卒業。童謡・合唱曲のための詩、絵本・童話などを書く。1963年より『6の会』を結成し、詩人サイドからの“新しいこどものうた”の運動を展開する。詩集、童謡集、合唱曲集、校歌、園歌、社歌等の作詩も多い。日本童謡賞、サトウハチロー賞、童謡文化賞など受賞。元日本童謡協会副会長
植田真[ウエダマコト]
静岡県生まれ。「ザ・チョイス」にて1998年度大賞受賞。『マーガレットとクリスマスのおくりもの』(あかね書房)で第14回日本絵本賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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モリー
73
植田真さんの絵に惹かれて手に取りました。「あかずきん」は誰もが子供の頃に一度は読み聞かされたお話ではないでしょうか。幼い頃に読み聞かされたお話というのは、何故かけっして忘れません。いや、一度聞いたら忘れないお話だからこそ、そういうお話が子供たちに読み聞かせ続けられているのかもしれません。「あかずきん」はそういうお話なのだと改めて思いました。様々なバリエーションの「あかずきん」が絵本化されていますが、先ずは、オーソドックスな絵本からという向きにはおすすめです。落ち着いた美しい色彩の絵本は、私の好みでした。2021/10/30
鴨ミール
26
これはオオカミが寝ているうちに、お腹を切られておばあさんと赤ずきんが助けられる結末。 子どもの時なら聞いても聞けたんだろうけど、おとなになるとやはりこの結末は無理。グリムとペローで結末以外にも、赤ずきんちゃんがおばあさんにお見舞いとして届ける品物が違っているみたい。それはちょっと気が付かなかった。あと、この絵本にはオオカミが赤ずきんちゃんを食べる場面がない。2025/01/15
十六夜(いざよい)
15
昔から当たり前のように知っていた"あかずきん"のストーリーだけれど、改めて大人になって読んでみると、オオカミさん、ちょっと可哀相。昔話でよく悪役にされてしまうオオカミだけれど、どうしてそんな風になってしまったんだろう。2018/10/24
あおい
9
絵の印象はあっさり。狼の疾走感、赤ずきんの赤が映える。2021/04/26
刹那
6
イラストが特徴あります。サラーとしてる☺︎2017/10/01