内容説明
ゆきだるまのくにでみんなといっしょにたのしくくらしているスノーぼうや。あるひ、とおいひがしのくにからクルというゆきだるまがやってきました。たびのとちゅうでぼうしをなくしてしまったクルに、スノーぼうやはたいせつなじぶんのぼうしをかしてあげることにしましたが…4才ごろから。
著者等紹介
ファン・ヘネヒテン,ヒド[ファンヘネヒテン,ヒド] [van Genechten,Guido]
1957年、ベルギー生まれ。ハッセルトの美術学校で、絵、グラフィックアート、写真を学ぶ。著書に『わらって!リッキ』(ハッセルト市の国際絵本賞を受賞)など。ベルギーではもちろん、ヨーロッパ各国でも大人気の絵本作家
のざかえつこ[ノザカエツコ]
野坂悦子。1959年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。85~90年までオランダ、フランスに滞在。現在、オランダ語を中心に子どもの本の翻訳を手がけている。日本国際児童図書評議会(JBBY)理事、紙芝居文化の会運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yomineko@ヴィタリにゃん
50
東の国から来たクルは嵐で飛ばされて帽子をなくしてしまった👒スノーぼうやが帽子を貸してあげたけど、快適らしくて返してもらえない。悲しくなったぼうやはアルフレッドさんの所に相談に行き、仲間たちと一緒に解決策を話し合うことになった。その策とは?でも借りたものは返さないと!と思ってしまった(笑)2025/05/20
みー
10
結構テーマは複雑で・・相手を思いやり、優しさを分け与える・・でも、自分が困った時には相手は何にもしてくれない・・そう言う時にどうする?結果、ハッピーエンドで温かい終わり方。誰もがこう言うふうに考えられれば、戦争や紛争はなくなるのにね!大人は難しく考えるが、意外と子供は柔軟に、受け止めるのかしらね~。2016/11/11
spatz
6
帽子をなくした仲間に、自分の帽子をかしてあげた、雪だるまのスノーぼうや。しばらくしたら返してもらうはずなのに、なかなか返してもらえない。おそるおそるいいにいったら、「この帽子は僕にも必要なんだ」と返したくなくなったらしい。さあ、こんなとき、どうする?仲間たちみんなで集まってどうしたらいいか、かんがえる。思いやりの気持ち、もてるかな?2015/04/12
遠い日
4
やさしさのおすそわけは難しい。自分にとっても必要で大切なものを、それを持っていない相手に簡単に差し出せるだろうか。そして、それが相手も必要とするものだったら、どうすればいいのか。誰か一人だけが困らないように、雪だるまの国の仲間たちは考える。友情、犠牲、信頼、満足、そんなキーワードが交差して、読み手に考えさせる物語。子どもたちは案外これを素直に読み解くのかもしれない。2014/11/14
ここ
3
図書館☆8歳2ヶ月。パパよみきかせ。2021/10/28
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- 和書
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