内容説明
むかしむかしあるむらでおとなはみんなたんぼへでかけていねかりをしていました。のこったこどもたちがおどうのところであそんでいました。そこへむらではみたことのないおとこがふらりとやってきました。月刊「キンダーおはなしえほん」1972年12月号初出。新潟県に伝わる民話絵本、待望の復刊。
著者等紹介
山中恒[ヤマナカヒサシ]
北海道に生まれる。『赤毛のポチ』(理論社)で児童文学者協会新人賞を受賞後、児童向けの読み物作品を中心に執筆する
瀬川康男[セガワヤスオ]
愛知県に生まれる。さまざまな技法でタブロー、版画、絵本などの作品を手がける。2010年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Cinejazz
25
〝むかし昔、ある村で大人たちが田んぼに出てしまった子どもたちが遊んでいました。 そこへ見知らぬ男がやってきて「おい、みんな。 梨や柿がうーんとなっている処へ行ってみたくないか?…」男は子どもたちを、長い尻尾のようなものにに乗せ、梨や柿のなる山へと連れて行った…。子どもたちが腹いっぱいになった夕暮れになると「これから、他へ行く用事があるから、お前たちだけで帰れ❢…」と言うと、ふいっと何処かへ飛んで行ってしまった…。思案にくれた子どもたちは⁈…〟<山中 恒>さんの「捨てる神あれば拾う神あり」の教訓絵本。2025/09/08
マツユキ
20
見知らぬ男に誘われて、子供たちは…。ついていっちゃだめだよ、置いていっちゃだめだよ、と、思いつつ、大らかで、楽しいお話でした。2022/10/13
ケ・セラ・セラ
17
美味しい柿や梨や栗のなっているところへ連れて行ってくれたまではいいが、気まぐれは困ります。旨い話はそうそうありません。知らない人に付いて行っちゃぁいけませんね。無事に帰れて良かった良かった。新潟県に伝わる民話絵本。味のある瀬川康男さんの絵が素敵。1978年初出からの嬉しい復刊。2025/09/25
Midori Matsuoka
14
語りで聞いたことがあるお話を絵本で読んでみたくて見つける。 見知らぬ男に風のように連れられて、知らない山で秋の実りをおなかいっぱい食べる子どもたち。しかし、男は子どもたちを置いていったままいなくなってしまう。困り果てた子どもたちがたどりついた家に住むおばばはさっきの男の母親で、男は気まぐれな南風だった。子どもたちは北風に連れられて無事家に帰りつく。 北風と帰ってくる、というくだりが好き。あと、昔話の流れだとおばばは鬼ばばなんじゃないか、と勘繰ったりするけど、なんだか丸くおさまるところが好き。2023/11/16
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
新潟県に伝わる民話。 紙芝居でも絵本でも読んでいるのですが、瀬川康男さん絵のこちらは未読でした。神さまっぽくないけれど、子どもたちがあっさりついていくのが理解できる風貌、さすが味がある絵です。2024/05/15




