内容説明
ゆきだるまはうごいちゃいけないっていうけれど、どうして?みんなはずっとたったままじっとしていてへいきなの?ぼくはうごきたい!とけてしまうっていわれてもうごきたい!ゆきだるまのスノーぼうやがはしっていったさきにあったものは…?スノーぼうやは旅立ちます。自分らしくありつづけるために―。
著者等紹介
ヘネヒテン,ヒド・ファン[ヘネヒテン,ヒドファン][Genechten,Guido van]
1959年、ベルギー生まれ。ハッセルトの美術学校で、絵、グラフィックアート、写真を学ぶ。著書に『わらって!リッキ』(ハッセルト市の国際絵本賞を受賞)など。ベルギーではもちろん、ヨーロッパ各国でも大人気の絵本作家
のざかえつこ[ノザカエツコ]
野坂悦子。1959年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部英文学科卒業。85~90年までオランダ、フランスに滞在。現在、オランダ語を中心に子どもの本の翻訳を手がけている。2001年より、「紙芝居文化の会」運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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匠
106
雪だるまの絵がかわいいので読んでみた。ある冬の日、スノーぼうやは自由を求めてさまよう。そんな中で出会った別の土地の雪だるまたちは楽しそうに踊って動き回っていた。そこでの様子から学んだことを自分の国にも帰って伝えようとするお話なのだが、そこからは視野を広げよう、固定概念を打ち破ろうという作者の意図が読み取れて、なかなか深みがあって良かった。子どもが読む場合はおそらく、もっと簡単に「決め付けず、諦めずにまずは実行してみよう、冒険してみよう、勇気を出そう」ということが伝われば成功だと思う。2014/01/25
Kawai Hideki
76
これも、娘からの「雪だるまの絵本がいい」リクエストに応えて。寒い雪の日、雪だるまとして誕生したスノーぼうや。寒くて震えそうになっても、動くことができない。なぜなら「雪だるまは動いてはいけない」から。スノーぼうやは動きたがるが、同じ場所に作られた兵隊雪だるまにたしなめられたり、おじさん雪だるまにコンコンと説得されたり。それでも、とうとうスノーぼうやは新天地に向かって走り出す。「動くと溶けてしまうぞ!」という声を背にして。そしてついに、動いても溶けない「動く雪だるま」の集団を見つけるのだった。2015/09/06
たーちゃん
32
スノーぼうやは動きたくて仕方ない。でも雪だるまは動いてはいけないって思っている周りの雪だるま。思い切って動いたスノーぼうや。さてどうなる?息子は「あっ、動いた!ダンスしてるねー」などおしゃべりしていました。2021/01/29
紅(mokomoon)
21
図書館☆ 読み聞かせ用 動いちゃだめ? 意味のない常識にさようなら~と飛んだり踊ったりしちゃうぼうやが可愛いo(^o^)o 常識に縛られてるお仲間にちゃんと教えてあげに行くとこがまたいい(*^^*)2014/02/18
Maiラピ
20
雪だるまをとかすのはあつい太陽だけ!かっこいいセリフ。2011/12/15