内容説明
ここはもりのかしのきホテル。「このホテルはどんなおきゃくもくべつをしないでとめますよ。」それなのにわがままなおきゃくは、こごとばかり。「すぐによそへひっこしましょう。」と、でていってしまいました。月刊「キンダーおはなしえほん」として1973年に出版されて以来、普遍のテーマとして読み継がれた絵本、待望の復刊。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
64
ここは森の中にある〈かしのきホテル〉。宿泊料金はいただきません。モットーは「どんなお客も区別しない」。実に立派なホテルなのに、文句をいうお客がいます。クレーマーってやつです。玉虫のお嬢さんは「汚いみのむしさんと同じ扱いは嫌」と言います。新しい〈もみじホテル〉や〈くりのきホテル〉ができたので、不満を持つお客達は古い〈かしのきホテル〉から出ていってしまいます。ところがある日、大きな嵐がきて、若い〈ホテル〉は大変なことになりました……。1976年5月初版の素敵な絵本。2011年9月に新装版として復刊しました。2015/02/15
ナヲ
31
リアリティーのある絵がきれい。温かくて寛容なかしのき。少し長いお話だったけど、いろいろな生き物の気持ちになったり、かしの木の気持ちになったり心動かしながら楽しみました。2018/11/09
ユーカ
23
誰も分け隔てなくって嬉しいね。不利益をものともせずに、自分を通して誰かを護るって素敵だね。2015/02/25
る*る*る
22
1976年初版✴︎月刊キンダーおはなしえほん。私の好きな絵・色合い♡私が子供時に触れていたから…というのもあるだろうなぁ〜昔は善悪のこと、絵本から学ぶこと多かった。少し長めの丁寧な文章は、わかりやすく聞きやすい。こんなに立派なかしのきホテル、きっと重要文化財にもなれるホテルね。泊まりたい♪《大人にも絵本♪》7分40秒2016/04/27
りえこ
14
どんなお客も区別をしないで泊めるホテル。おおらかで温かいかしのきホテル最高!絵もとっても素敵です(*^_^*)2015/10/18