内容説明
しょくぶつはみんな、人間のことばがわかるんだよ。知ってた?ぼくのなまえは、「てっこう丸」。多肉しょくぶつ、サボテンのしんせき、生まれは南アフリカ、暑いのは大丈夫、しつけは大きらい。そんなぼくのものがたり。
著者等紹介
さとうまどか[サトウマドカ]
1964年、東京都に生まれる。現在は、イタリア・トスカーナ地方で、デザインユニットambrosino&satoでプロダクトデザイナーをしながら、執筆活動をしている。第22回ニッサン童話の絵本のグランプリに投稿した『水色の足ひれ』(BL出版)で、童話大賞を受賞。日本児童文学者協会会員
古川タク[フルカワタク]
1941年、三重県に生まれる。久里実験漫画工房を経て、70年代からアニメーション、イラストレーション作家として活躍中。現在、東京工芸大学芸術学部客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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読書国の仮住まい
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植物だって心もあるし人の言葉を介する。 植物の言葉を聞き取れる人もいる。 みすぼらしく花も葉も生えないのがてっこう丸。 マンションの若夫婦の元で育てられる。 だが出産に伴い引っ越す際に公園に捨てられる。 マキちゃんという女の子に拾われるが、水のやりすぎで腐ったと勘違いされまた捨てられる。 今度はおばあさんに拾われる。 そこには他の植物も育てられていた。 おばあさんは植物がこうして欲しいと思うことをしてくれる。 しかしある日おばあさんが倒れ娘の家で共に暮らすことに。 そこにお孫さんが。 ひゃっひゃっえへへ。2021/06/14