内容説明
モグラをならすことができたら、どんなにおもしろいだろうな。ハナコちゃんは、そのおもいつきを、じぶんのえにかきくわえました―。
著者等紹介
星新一[ホシシンイチ]
ショート・ショートと呼ばれる短編の新分野を確立し、1000以上の作品を発表する。『妄想銀行』(新潮社)で日本推理作家協会賞受賞。1997年没
和田誠[ワダマコト]
イラストレーター、グラフィックデザイナー、エッセイストとして幅広く活躍。『銀座界隈ドキドキの日々』(文藝春秋)で講談社エッセイ賞受賞。『どんなかんじかなあ』(自由国民社)で日本絵本賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅわ
45
【図書館】オススメ読み聞かせリストを見ていたら、星新一さんの作品があったので取り寄せてみました。あれ?と思ったら…『きまぐれロボット』に収録されていたお話ですね。どこかで本当にあるのでは?と想像をひろげたくなる…あたたかい物語です♪ 星さんとはなじみの深い和田誠さんの絵ですが、絵本ということで よりかわいらしい感じになってますね。星さんにしてはめずらしい「あとがき」もファンには必見です♪2015/06/02
kawa
31
年末に星氏の評伝を読んで、相棒絵作家として数々の作品をものにした和田誠氏との代表作の本書。モグラのロボットが主役だったり、某独裁国家を彷彿とする秘密研究所が出てきたりで…星氏らしいウイット?なのだが、難しいことを考えずに生後3カ月の初孫の将来の読み聞かせ候補作としてテイクノート。2023/01/04
ツキノ
29
【こんな絵本があったとは!】2009年4月発行。「星新一ショートショートセレクション」シリーズでおなじみの二人組による絵本。和田誠の依頼によりできた絵本とのこと。初出は「キンダーおはなしえほん」の1978年3月号。ちょっとした誤解と間抜けさと「もしかして…」という夢が相まって独特の魅力がある。そんなおはなしと時代を感じさせないいつも新鮮な和田誠の絵がぴったり。【4】2022/01/03
shiho♪
22
高学年に読みたい絵本。ハナコちゃんは花が大好き。花をいっぱい咲かせるためにモグラを手懐けたい、という可愛い夢を絵にしたところ…。ほっこりするお話からちょっと雰囲気が変わっていく。モグラのイラストが風に飛ばされ秘密の研究所に。その絵を見た研究者たちは本国からの命令と勘違いしてモグラロボットを作る…。 図書室には星さんのショートショートが揃っているので、きっかけになる絵本。和田誠さんの絵も素敵です。2022/05/17
Naomi
22
星新一さんのショートショートに、和田誠さんの絵がつきました。ハナコちゃんが思いつきで描いた絵が風に飛ばされ、研究所に・・・。おもしろかったです。夢があるラストでした。2015/06/26