内容説明
なつでもゆきのあるたかいやまに、おはなばたけがありました。はなのかげをそうっとみると…そこにはこびとのむらがありました。
著者等紹介
黒崎義介[クロサキヨシスケ]
1905年長崎県に生まれる。1984年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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る*る*る
14
書庫本。良いことをすると良い事が起こるよ。優しい心を持ちましょう。私世代には懐かしいと思わせる絵。私はこのタッチの絵も好きです。2020/02/15
ヒラP@ehon.gohon
12
二十代の青年が原作を書いた話としては、ナィーブで詩情豊かで、ちょっとばかり気弱にも感じられるのですが、学徒出陣で命を終えた大学生と聞くと、この清廉さに心が痛みます。 若い小人に肥塚さんが自分を重ね、神さまの御殿に向かいたいという祈りだったのです。 そのために若い小人は、誰も見向きもしない芋虫に自分の糧を差し出しました。 勇ましさとは少し異なる潔さを感じ、達観した境地を感じました。 さりげないメルヘンですが、とても奥の深い作品です。2016/12/30
ヒラP@ehon.gohon
11
【再読】大人のための絵本2022/03/14
ヒラP@ehon.gohon
11
R事業所で読み聞かせしました。2022/03/09
cherry☆
8
「1番綺麗な乗り物に乗って来た人がお姫様と結婚できるけど貧乏な小人は綺麗な乗り物を用意できない。でもお月見の時にお腹を空かせたイモムシに小人が1つだけ拾ったお餅をあげて助けてあげたの。その時のイモムシが綺麗な蝶々になって小人をお城に連れてってくれて、小人はお姫様と結婚するの」「子共の時大好きだったお月見の話」と、お母さんが言っていた絵本。内容は少し違うけど素敵なお話でした。原作者の方は戦時中、学徒出陣で命を亡くされた大学生だったそうです。戦争の出征前にこんなに綺麗なお話をどんな気持ちで書いていたんだろう…2013/09/26