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日本むかし話
ももたろう

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  • サイズ A4判/ページ数 39p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784577025499
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

内容説明

ももはひとりでにぱかっとわれて、ほほげあほほげあ、なかからげんきなおとこのこがうまれた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

anne@灯れ松明の火

24
隣市分館読み聞かせ講座で講師さんが読んでくれた。昔話は、その本、紙芝居によって、少しずつ違う。この本では、ももたろうはぐうたら(笑) おまけに、3個つくってもらったきび団子は半分しかあげない(笑) 他の方の感想に、3匹に半分しかあげないから、1個半は持って帰っている、とあり、休憩時間に見に行ったら、確かにそうだった(笑) 独特な擬音が楽しい。瀬川康男さんの絵は迫力があり、素敵。細かいので、大勢の読み聞かせには向かない。講師さんもそれはわかった上での紹介だった。2022/11/11

shoko

16
読んだ中で一番意表をつかれたのが本作。この桃太郎はぐうたら寝坊助で、鬼ヶ島に行くと思いつくのも突然(神の掲示でも受けたの?!)。ただこの整合性を重視しすぎない感じが、ひょっとしたら一番現実に近く、子どもに媚びていないということなのだろうか、などと考えました。元々地域的に多様な語りが存在した桃太郎、確かに色んなストーリーがあるのがかえって自然なのかも。/一方、桃太郎は「鬼を退治しに行く物語」なので、確かに戦時下において国民の戦意高揚を促すには格好の題材だなということも理解でき、注意しておこうと思いました。2023/04/10

15
【2歳10ヶ月】桃が〈どんぶりかっしりつっこんご〉と流れてきたり、舟を〈ぎっちらもっちら〉と漕いだり、ユニークな擬音語が楽しくて、身振り手振りで読んでみる。息子真似して大喜び。シリーズ他作同様、語りをそのまま聞き書きしたような松谷さんの文章と、瀬川さんの洗練されたスピーディーな筆遣いに差し色の効いた画が、何度読んでも新鮮で面白い。桃太郎がわりに怠け者でけちんぼだったり(元ネタが気になる)、渋めの絵柄に隠れて星柄が散りばめられていたり、紋章のような口絵も、よく見ると愛らしく親しみやすい皆の顔立ちも、素敵!!2017/09/03

なま

14
★3.8 「なんと 昔 あったそうな。あるところに」で始まり結びの言葉は「これでおしまい。しゃーんしゃーん」。桃の音は「どんぶり かっしり つっこんご」。ばあさまの桃寄せ歌は「おらへの たからなら こっちへこう むこうの  いえの たからなら あっちさいけ」。生まれた桃太郎は動かず昼寝で皆あきれる。木にしょんべんをかけるが木を根こそぎ引き抜く力有。寝起きに鬼退治を思い立つ。きびだんごは巨大なの3つだが分ける時は1/2ずつ。動物達とは海で出会う。宝を持ち帰る。誕生と闘いの絵は大迫力。突っ込み所満載。8分半。2022/12/27

ヒラP@ehon.gohon

12
インパクトのある桃太郎です。 なんとも豪胆で、大物桃太郎。 まして、瀬川さんの絵の大胆さ。 どこの誰がいるのか解らないくらい凄いのですが、それぞれに存在感があるのは、松谷さんが個性的にまとめた物語のおかげでしょうか。 読み聞かせするには、難しそうですが、印象に残る昔話でした。2016/10/11

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