内容説明
もし、あなたのいえに、ふまんだらけのおにいさんと、いもむしみたいにくねるのがすきなおとうとと、まいにちのように、「あっちへいきな」っていうおねえさんがいたら、どうする?となりのいえに、うるさいおとこのこがいるのはさておき…、あなたもやっぱり、じぶんだけのへやがあったらなあって、おもうでしょう。
著者等紹介
チャイルド,ローレン[チャイルド,ローレン][Child,Lauren]
イングランド南部ウィルトシャーに生まれる。1999年はじめて手がけた本書『あたしクラリス・ビーン』でスマーティーズ賞をとり、注目される。『ぜったいたべないからね』によって、2001年ケイト・グリーナウェイ賞受賞
木坂涼[キサカリョウ]
埼玉県に生まれる。詩集、エッセイ集のほか、絵本の仕事を多数手がける
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
138
主人公クラリスの家は、おじいちゃんから、いとこまで12人(さらに犬とカナリアのペットまでいる)の大家族。きっと食事時は、大騒ぎの一大イベントのような気がする。クラリスは、自分だけの部屋を持ちたいが、現実は弟と同じ部屋。彼女は、ひとりだけの静寂な時間を欲している。自分は一人っ子のため、この状況に現実感をもつことができないが、想像することはできる。それが本を読むことの利点の一つだと思う。いわゆるバーチャル・リアリティーの世界に浸れるのである。2015/08/11
nakanaka
63
私にとっては斬新な絵本でした。主人公のクラリス・ビーンが家族について紹介していく内容ですが、幼稚園児向けではないですね。クラリスの家族のクセが強すぎて子供にとっては難しいのではないでしょうか。しかしながらビーン家のセンスの良さが印象的なオシャレな絵本ですね。私は好きでした。 2017/11/22
遠い日
13
いつも賑やか、大家族のビーン一家。クラリスがひとりひとりを紹介する。個性的な家族だけれど、どこの家にも通じるあれこれが楽しい。シリーズ通して読んで、いつも思うのはおとうさんの仕事が謎。おかあさんはなぜだか好き。2017/01/23
いっちゃん
8
他シリーズを読んで気に入った作者。けっこうこどもにうける。うちも10人で住んでいるので、この気持ち少しはわかるかも。一人ってたまになるには最高やね2014/03/01
takataka
6
イラストと文章と構成、全てがマッチしていて、おしゃれな絵本だと思いました。ティーンエイジの冷めた女子目線が、リアルでいい!ただ、絵本のかたちだと、このお話の面白さに共感できる年齢の子どもは手に取らないんじゃないかなと思いました。ティーンの年代がもう遥か昔になった(笑)私のようなオバさんが懐かしむだけなんてもったいない。楽しい絵本でした。2017/02/17
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