内容説明
浜辺を歩くと、いろいろなものを拾うことができます。「きれいな貝があったよ!」「どんな動物の骨だろう?」そっと拾い上げて手にとると、ひとつひとつのものが、たどってきた道を語りはじめます。貝のかけらやビーチグラス、南の島から流れてきたヤシの実、まちからたどりついたおもちゃ、外国からやってきたビン…。浜辺は地球上のあらゆる場所とつながっています。心を空っぽにして、それぞれの物語に耳を傾けてみましょう。
目次
この貝、右巻き?左巻き?
二枚貝のファッションショー
海の中の宇宙基地
イカのサーフボード
カニのジグソーパズル
穴あき貝の犯人は?
漂う貝・浮かぶタコのひみつ
砂の色いろいろ
南の島から木の実のたより
魔法のステッキ〔ほか〕
著者等紹介
池田等[イケダヒトシ]
神奈川県葉山町生まれ。葉山しおさい博物館学芸員。ビーチコーミング歴は40年。小学生のころから海洋生物に興味をもち、特にカニや貝に関して調査をしている。また、葉山の海岸で磯の観察会を行って、自然の大切さを伝えている。著書に『相模湾産深海性蟹類』(葉山町)などがある
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
5
自分記録用 『あなたもブックトーク 第7章 わたしの特選ブックトーク テーマ どこからきたの』夏休みのイベント。『浜辺のコレクション』→『さかなのじかん』→『ウナギのふるさとをさがして』→『旅のくつ屋がやってきた』→『タンゲくん』→『ちびドラゴンのおくりもの』→『漂流物』2020/04/08
タンタン
4
浜辺に落ちているものを集めた写真集。だから海の物だけではなく、木や瓶やおもちゃまで、不思議なコレクションになっている。2024/04/29
猫
4
図書館本。子供向けビーチコーミングの本。大人が見てもワクワクできる。山育ちで海辺にはめったに行かないので、ちょっと憧れる。砂と波に磨かれたガラスとか、手に取ってみたい。釣り針付きのルアーが流れ着いてるのはちょっと怖い。あと、海外からの漂流物として紹介されているものの大半がハングル表記っていうのも…ちょっとうーん^^;2017/03/19
遠い日
4
浜辺に打ち上げられたもののいろいろ。今さらながら「漂着物」の種々雑多なことに驚きを禁じ得ない。ゴミの類、外国からの物、日常雑貨、ありとあらゆるものが打ち上げられているのだ。遠い国からのものはひと繋がりの海の存在を改めて思うし、日常の物は川を下ってという想像がつく。浜辺のようすは毎日変わるそうだ。コレクションしながら清掃も兼ね、浜辺の環境を守ることにもなり、拾った物で楽しむすべもあり、心魅かれるビーチコーミング。田舎の海に帰りたい。2013/07/27
emi*
3
図書館にて読了。穴の開いた貝殻がよくあるけれど、貝を食べる貝の仕業とは!ガラスのドロップ、懐かしい!子供の頃に海でよく拾ったっけ。綺麗よね。2012/01/26