内容説明
あるひいぬのマーサが‘あいうえおマカロニスープ’をたべると、マカロニがあたまにはいっていって、マーサはにんげんのことばがしゃべれるようになった。きょうもマーサはいつものようにあいうえおスープをたべたんだけど…くちからでてくるのは、へんてこなことばばかり。いったいぜんたいどうして?もう、いままでみたいなおしゃべりができなくなっちゃった。どんなにあいうえおスープをたべても、ちゃんとしたことばがでてこない。マーサはじっとかんがえた。これからどうすればいいんだろうって。このまま、ふつうのいぬにぎゃくもどりしてしまうの?でも、マーサのはなは、ちゃあんとじけんのかぎを、かぎあてた…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猿田彦
3
このシリーズは、犬があいうえおスープを食べて話し出すという話で、ありそうでありえない話。何冊もシリーズになっているのが嬉しいです。スープを作っている会社の社長さんが創業者の誓いである「『あ』から『ん』まで、全ての文字を入れるべし」を無視して経費節減のため文字数を減らし半分をリストラした。そんなスープを食べてもマーサは一部の言葉しか出てこず会話にならない。マーサは本当に賢い犬で、最後のあいうえをスープを飲んで行動に移した。ハラハラドキドキするけれどマーサの機転に6歳の孫も良かったと納得顔でした。2023/06/24
遠い日
2
マーサが毎日食べる「あいうえおマカロニスープ」の詳しいことが明かされる。喋れるようになったのは、このスープを食べさせてもらって以来のこと。そのマーサがある日、どうしても話せなくなる。スープを作る会社の怠慢手抜き経営が発覚する。経営理念が代を経るに従って、ずさんになるのはよくある話。今回は、世知辛い世の中の風をちょっと感じた次第。もちろん、またマーサは喋れるようになりましたとも。2013/12/07
きゆやすか
2
三年生次男のフューチャー本。こんな犬ならゆるせるらしい・・・(犬恐怖症なんです)2011/06/28
にゃも
0
マーサが猛烈に可愛い!ってだけじゃなく、「もうけることより ほんものの あいうえおスープを つくることこそがだいじ」という大切なメッセージ入り絵本。2013/08/03
timeturner
0
アルファベットでも、あいうえおでも、抜けがあったら喋れなくなるんだ!というのが子供にとってはすごく面白い発見かも。2013/08/08