出版社内容情報
ある夜、絵のなかから抜けだした白い馬。
その後を追っていった男の子は不思議な体験をします。
あざやかな色彩の絵で描かれた、幻想的な世界をお楽しみください。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
156
やなせたかしさんの絵本には、平和を願ったり、世界中に幸せを運んだり、空を虹色に染めたり、満天の星を夜空に煌めかせたり、そんな馬がよく出てきます。この物語は、絵画のなかの"しろいうま"が突然、この星を華やかにして駆け回っていきます。通り過ぎると雪がとけて草木に花が咲いたり、蝶々が舞ったり、どこかにあるはずの幸せを探しているよう。歩いてきた道を振り返ってみて、花が咲いていたらきっとみんな嬉しいし、そんな世界をこれからも夢見ていたい。願いが叶うって信じていたいし、純粋に楽しむって気持ちをいつまでも忘れたくない。2023/12/31
yomineko@ヴィタリにゃん
65
読み友様からのご紹介本です📙僕の部屋に飾ってある絵から飛び出した白い馬。美しい景色に出会う。最後は、、、あれ?少し姿が変わっているかな😊2024/03/02
広陵高校何で出たんやと思う26歳キャビンアテンダント・寺
64
【読メ上品部】やなせたかしにこんな絵本があったとは知らなかった。『やさしいライオン』や『アンパンマン』の漫画っぽい絵柄と違い、内容も全編ファンタジーである。主人公(やなせたかしのキャラクターの一人・ボオ氏)の部屋に飾っている白い馬の絵。その馬が絵から飛び出して、片っ端から冬を春に変えて行く。雪が羊になったり、蝶々が星になったり、星が花になったりと、ロマンチックなものである。この白い馬が何とも優しい目をしているのがまた良い。やなせたかしが描いたと思うからまた良い。綺麗な世界も胸に抱いていたい。2015/06/05
メープル
14
息子と娘に読み聞かせ。詩の世界みたいだねー。と(*^^*)あとがき、良かったぁ。あとがきを読んでまた最初から見てみました。2023/02/15
ヒラP@ehon.gohon
13
絵から飛び出したしろいうまと一緒に春をさがす旅です。 やなせたかしさんのやさしさがいっぱいのファンタジーです。 お話と絵の美しさにうっとりしてしまいました。 心が寒くなったときに、温めてくれそうなしろいうまでした。2017/10/15
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