内容説明
「完全な殺人」とはどういうものだろうか。殺人を犯した者が法の裁きを免れるだけでは「完全」とはいえない。犯人が身近に迫りくる捜査の手におびやかされず、枕を高くして寝るためには、殺人の動かぬ証拠―死体―を完全に始末する必要がある。本書はそのような視点に立って、「完全な死体の処理」をめざした悪党たちの犯罪の記録をつづったものである。それぞれの項目ごとに、史上有名な多数の事例を紹介している。
目次
第1章 硫酸漬け殺人
第2章 死体焼却
第3章 人肉喰い
第4章 バラバラ殺人
第5章 生きたまま切り刻む
第6章 豚の餌になった死体
第7章 生石灰に覆われた腐肉
第8章 水中の死体
第9章 トランク詰め殺人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鬼灯の金魚草
21
読友さんのレビュー見て借りた本。やっぱりハウツーではありません。衝動的でもじっくり作戦練っても殺したあと困るのは死体の処理方法。いろんなこと考えてもやっぱり捕まります、って思ったほうがいいでしょう。ご遺体を触るときには感染症予防の観点からもきちんと手袋をお忘れなく。殺したらちゃんと捕まれ〰!2017/02/11
いきもの
4
How to 死体処理な本ではなかった。原題はButchers。様々な方法で死体の隠蔽を図った殺人犯達を紹介する本であり、法医学などの捜査がどのように行われ、どのように死体の身元などを明かしたのかが書かれている。紹介されているなかでは、豚に食わせるのがよさげに思えた。2018/02/18
浅貝めぐみ
3
タイトルだけだと、死体の処理についてのハウツー本のように思われてしまいそうだけれど、実際は殺人犯たちが行った死体処理はいろいろあるけれど、結局ばれましたよ、というもの。読んだからといって、毒にも薬にもならない(人によっては毒かもしれないけれど…)。資料用に購入したので、対して参考にならず。読み物としても別にそこまで面白いものでもなく、まだ平山夢明の『異常快楽殺人』の方が、一人一人の殺人者たちの生い立ちなどにも細かく触れている分、読みごたえがあるかも。2014/12/04
ヒライヌス
3
結論として「死体の上に石灰まくのは逆効果。ブタに喰わせるのが一番」ということはよくわかった。2010/12/17
ipusiron
1
2005/6/?読了
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