内容説明
完全に夢をコントロールし、無限の夢見の世界に到達するのは可能か。呪術師ドン・ファンに導かれ夢見の新領域にチャレンジするカスタネダの15年の闘い。
目次
第1章 古代の呪術師・導入
第2章 夢見の第一の門
第3章 夢見の第二の門
第4章 集合点の固定
第5章 非有機的存在の世界
第6章 影の世界
第7章 青い偵察
第8章 夢見の第三の門
第9章 探検の新領域
第10章 忍び寄る者に忍び寄る
第11章 借家人
第12章 教会の女
第13章 意図の翼で飛ぶ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デビっちん
21
夢見しやすい姿勢や定点など、具体的なところしか思い出せませんでした。夢見にはエネルギーが必要で、それがあれば外側の世界に行けるようです。書中に記載された精神世界の描写を、ほんの少しでいいので体験してみたいです。2018/07/26
粉っしー
2
再読。右肩の方にある意識の点を動かし、固定することで別世界を知覚する技術の話。夢の中で「手」を見て明晰夢に入る技術、綿でできた多孔質のような非物質の世界、非物質の世界に捕らわれ皆消えてしまった古代の呪術師、古代から生きてきた魔女と一緒に旅立ってしまう女呪術師。著者が訓練を初めてから10年以上も続く、長い長い夢見の修行の物語。2016/08/12
tekesuta
1
最後の方を読んでいるうち、「今日までふたりは夢という名の旅をしていたといえるあなたは年上の人美しすぎる、」とジュリーの歌が替え歌になって頭を巡った 2011/10/17
mana
0
メキシコに呪術のイメージがなかったので、なかなか新鮮だった。ドン・ファンの教えも興味深い。全てはエネルギーでできていて、世界は玉ねぎの皮のようなものだ、との指摘は現代でも議論されている内容に重なる。色々と疑義の多い著作らしいが、面白かった。シリーズものらしいので、一作目から読んでみたい。2024/05/22