内容説明
「ウルトラマン」や「中学生日記」をはじめ数々のテレビ番組で活躍しつづけてきた著名な脚本家が、あえて公表に踏み切った、世にも不思議な恐怖体験。現代科学の最先端をゆく情報産業にたずさわりながらも、そのなかで身をもって体験した戦慄の霊現象とは。都会の恐怖実話や著名人たちの極秘情報など、34の怪奇譚を収録。
目次
第1章 異界びとたちの饗宴(奇妙な忘れもの;青衣の女とウルトラマン;異界からの訪問者;少年の死;百年来の知己だから;魂の抜け殻;新都庁舎のエレベーター ほか)
第2章 さすらいの悲歌(隣室の客人;赤坂・一ツ木の黒鍬谷;深夜の告白;そして誰もいなくなった;囚獄の地;隣りの部屋;枕もとの舞妓はん ほか)
第3章 卑弥呼の末裔(異能の人「カムイ夫人」;ダージリンの香り;奇蹟;赤いおじさん;空井戸の主;二度と咲かぬ桜;甘い生活の果て;長谷川一夫の跡継ぎ;みどりに輝く仏頭)