内容説明
マジシャンが自作のギロチンで無惨な死を遂げていた。血の海と化した床に転がる生首、その手に握りしめられていたドライバー、放り出された首かせ板…コロンボ警部は超能力者の証言に疑惑を抱き、事故死と自殺説をくつがえす。マジック・ショップの密室でひそかに執り行われた処刑の裏で画策されていたCIAの陰謀とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
76
刑事コロンボシリーズ第46話で新シリーズ第1話。ドラマは1989年の放映なので、「マイアミバイス」や「ポリスアカデミー」の刑事達と比較されるコロンボ。著名なマジシャンの変死体が密室の中で発見された。事故か自殺か?はたまたそれに見せかけた殺人か?マジシャン対超能力者、そしてコロンボの頭脳。冒頭の超能力のトリックはなるほどねと納得。今回も安定の面白さ。★★★+2016/04/10
Richard Thornburg
23
感想:★★★★ マジシャンが自身の小道具を製作している工房内で、自作のギロチンで首をはねられて無残な死を遂げた事件にコロンボが挑みます。 ある意味、人を欺くことが職業のマジシャンや、科学的な見地からすると胡散臭い超能力者なんてものが登場して事件を混ぜ返してくれるわけですが、何かとコロンボの味方になってヒントを与えてくれる少年マジシャンがいい味出してましたね~ 少年マジシャンとコロンボの会話で印象に残っているのが少年マジシャンのこのセリフです。 2023/07/06
寒っ!!
6
そういえばユリゲラーとかいうマジシャンがいたな。この中で披露していたテレパシーマジックにしてもある程度知識を持つとすぐに見破れるのは本格推理の知識ですぐに犯人が分かってしまうのに近いかな。2016/07/12
あるみの
5
こんな大規模な超能力研究所があって、しかも割と重要視されてるっぽい雰囲気…大丈夫かこの世界?とか思いながら読んでたので、終盤のとあるシーンにまんまと驚かされてしまいました。当時の超能力ブームを過去の映像とかでしか見た事がなかったので、当時はそういう感じだったのかなーという、勝手な想像が働いていたみたいです。最後のシーンで犯人に自分を殺させるように仕向けるために、わざと死亡フラグ立てるようなセリフを並べまくってたのが面白かったです。2023/02/10
don
4
ギロチンのトリックが懐かしい。自分でも手品をしてみたくなる。山田奈緒子を思い出した2011/08/22