内容説明
リットン美術館に転がっていた二つの死体。決闘シーンを彷彿させる現場に残された暗号めいたメモ、鞄の中の陶片、さらに留守番電話に吹き込まれていた被害者の絶叫と銃声。贋作と故買屋の線を臭わす罠の周辺をさぐるうち、コロンボはリットン一族とハリウッド映画界との奇妙な関わりように疑惑を抱く。陳列ケースから消えた「黄金のバックル」に秘められている謎とは…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
69
第6シーズン第39話。テレビ版では「黄金のバックル」となっている。美術館で二人の死体が発見された。一見窃盗犯とそれを阻止しようとした美術館員の争いに見えるが、コロンボの捜査が始まる。己の欲望の為に殺人を犯す者もいれば、大切な物を守りたいが為に人を殺める者もいる。犯行のトリックはある意味稚拙、捜査を紛らわす為の罠も穴だらけだ。だが、完璧な手段を用いられないところが、むしろこの犯人には相応しく思えた。果たして、人を殺めてまで守るべき物であったのだろうか。最後のバックルを巡る件がイマイチわからなかった。★★★2016/05/12
寒っ!!
7
コロンボで詰めの甘い犯人最上位になるかも。ドラマとしての面白さはあるかな。2016/08/03
akatuki
4
黄金のバックルを小説化した作品。映像化された時に削られた設定や場面を盛り込みより魅力のある作品となっている。最後の詰めの甘さはあるが良い作品だと思う。2014/06/27
don
4
いろいろな伏線は良いとして、最後、どうしてそこで犯人が罪を認めるのか、イマイチわからず。不完全燃焼2011/08/16
IamG
3
コロンボと犯人の関わりが薄すぎる。ラストの詰め手も面白くないし、単調さが目立つ。2009/02/26