内容説明
深夜の埠頭“追いはぎ天国”の砂浜に男の死体が転がっていた。コロンボは上衣をはぎとられた死体に不審を抱く。目撃された黒人青年の行方と現場に落ちていたスペイン硬貨を追ううち、容疑者として浮かんだ経営コンサルタントと謎の老人…二人の関係を探るコロンボの前になぜかCIAが立ちはだかる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
65
時々中休みを入れながらも、一人コロンボ祭り継続中。第5シーズン、第35話。「追い剝ぎ天国」の異名をとるロスの物騒なエリアで他殺体が発見された。被害者は身元不明の謎の人物。今度の相手はCIAのエージェントというコロンボにしては珍しいパターン。CIAと言えば証拠隠滅も秘密工作も不慮の事故に見せかけた殺人もお手の物というイメージだが、コロンボの方が一枚上手でしたね。最後は鮮やかな逆転劇でした。今回の小ネタは行方不明になった愛犬「ドッグ」。無事見つかり良かった良かった。★★★+2016/05/08
めしいらず
29
CIA工作員が犯人。弱みを握られた同僚を殺害。犯人の職務性格上、警察にも圧力をかけることができて捜査がひどく難航する。アリバイとして用意しておいたテープレコーダーの録音に含まれる筈がない情報が混ざっていたことを目敏く指摘され幕。刑事らしい地道な捜査を積み重ねによって犯人に少しずつ接近していく様が丁寧に描かれて印象的。とは言えCIA工作員なのに不用意にいくつも証拠を残していたうっかりさんではある。コロンボランク37位2025/02/08
Richard Thornburg
24
感想:★★★★ 今回は深夜の埠頭、通称「追いはぎ天国」で男の死体が転がっていた事件に関してコロンボが挑みます。 コロンボは犯人の不可解な行動に疑問を抱いて地道に調査を重ねていくわけですが、目撃者や状況証拠が多い割には犯人をいま一歩のところで追い詰められず、しかもカンパニー絡みの圧力もかかってくる状況の中で、コロンボはどうやって犯人を追い詰めるのかが見ものの本作。 2023/06/21
イズム(清瀬泉夢)
17
毎回そうなのですがコロンボを読むときは物語を楽しむのと一緒に古畑任三郎がオマージュしているところを見つけながら読むことに楽しみの重点を置いています。 この作品に関してはトリック部分に「しゃべりすぎた男(明石家さんまの回)」と「さよなら、DJ(桃井かおり)」の回が古畑任三郎でオマージュされています!トリック自体はほぼ同じです。でも設定が違うだけで物語の楽しみ方がかなり変わることに改めて気づきました!2014/06/24
ぬぬよよ
8
音が怪しいと思っていましたが、決め手は違う音でした。遊園地でおじさん二人が射的するというのはちょっと目立つでしょ、と突っ込みいれたくなりました。2023/05/14
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