内容説明
本書は先に出版されている『カラー版西洋美術史』と『カラー版日本美術史』を繋ぎ合わせる位置にある。西アジアから南アジア、東南アジア、東アジアへとわたる広大な地域の芸術表現のあり様を、先史から近代に至るまでいっきに展望できるようにしたが、それは西から東へと東漸し交流する文化の伝播を跡づけるように構成された本文と、361点に及ぶカラー図版とに呼応している。
目次
第1章 イランの美術
第2章 中央アジアの美術
第3章 南アジアの美術
第4章 東南アジアの美術
第5章 中国の美術
第6章 韓国の美術
第7章 近代のアジア美術
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミエル
8
私の時代はこちらの表紙だった、笑。美術史初心者向け資料として定番のこちらの書籍、卒業以来、久しぶりに引っ張り出してちょこちょこ読み進めていたのがようやく読破。こういった資料は、時系列には読まないので斜め読みや戻り読みも入りつつ、今回は仏像、なかでも石仏を中心。北魏様式の堅さが良いのだけれど、年を取った今となっては、柔和で中性的な南朝様式の良さもわかってきたような。アジア中心の美術史全体の流れを把握したい場合にはおすすめだが、あまりにもざっくりしている印象なので、各案件ごとのより深い書籍での補完説明が必要。2015/01/19
misui
3
中国の美術、特に書画のあたりを参考に。2022/10/24
misui
3
美術に限らず歴史の知識の必要を感じる。にしてもイスラームの支配でかなりの文化が消えているのでは…。2018/12/04
χ
1
中国の工芸技術が初期の段階で精巧!地域ごとの仏像の違いが面白い2011/03/20
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