二見文庫<br> 刑事コロンボ さらば提督

二見文庫
刑事コロンボ さらば提督

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 248p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784576881447
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

老いた提督が水死体で発見された!事故に見えた死は、遺産をめぐる偽装殺人だった。捜査に当ったコロンボは一人の男に容疑を絞るが、ある朝、銃殺されていた…第二の殺人がさらなる謎を呼びおこし、事件は思わぬ展開を呈していく。殺害現場に散乱する壊れた時計、焼け残った手紙が暗示するものは?そして船名に秘められた謎とは…?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

104
刑事コロンボシリーズ、第五シーズン第37話。「提督」の異名を持つ老いたヨット製造会社のオーナーが水死体で発見された。一見事故と思えたが、いつもの様に素早く犯人の目星をつけて容疑者を追い詰めて行くコロンボ。だがしかし、ここからがいつもコロンボと大きく変わって行く。倒叙ミステリーではないコロンボとは珍しい。シリーズの中でも異色作。放映当時はファンの間でも「これは違う。コロンボじゃない」と異論も多かったのだろうなぁ。でもミステリーとしては面白かったですよ。★★★+2017/11/05

Kouro-hou

30
倒叙ミステリの代表格コロンボシリーズ。今回も殺害の痕跡を消して証拠を持ち去り、アリバイを作った後に遺体を投棄した犯人をコロンボがじわじわ〆ます。あれは事故!事故!事故!!と煩い容疑者を〆てたら、何と殺されてしまいました。アレレ?というのが本作の最大の特徴。つまり倒叙でなく読者や視聴者をひっかけるのです。最後に暴かれる真犯人。証拠が弱いという意見もありますが、ここはちょっと弁護したい。本性を暴かれ、殺人がそもそも無意味だったと知らされた。コロンボは犯人と警部の精神戦なので、犯人が敗北を認めたら終了なのです。2017/07/23

大泉宗一郎

8
コロンボのノベライズの中でも特に気に行っています。珍しく倒叙ミステリでない本格探偵小説的な事柄や、ドラマには描かれていなかった、最後の事件関係者の発する一言などドラマ性に富んでいました。2010/05/29

ぬぬよよ

7
このシリーズにしてはちょっと異色の展開。犯人が最後まで明かされず、犯人当ての要素もありお気に入りの作品になりました。2023/05/09

桂 渓位

7
通常なら、割と早い内から犯人に気付いちゃうコロンボ警部。今回はかなり困窮し、読者と同じ目線で、真犯人を追い詰めて行きます📙 容疑者を一同に集めて、推理を披露するコロンボさんは名探偵ポアロっぽかったです(笑) 疑問に感じたのは、提督の壊れた時計を修理して容疑者達に示す場面。中身は偽物なのですが、何故こんなコトをしたのか?でした。2022/02/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/513577
  • ご注意事項

最近チェックした商品