目次
序章 真実への視点を歪める「ユダヤ陰謀説」
第1章円高不況・空洞化がユダヤ資本の陰謀?
第2章 1990年に大恐慌がやってくる?
第3章 アメリカが「世界を制する」ユダヤ国家?
第4章 真に世界の金融を支配するもの
第5章 1990年代の日本はこうなる
第6章 ユダヤ商人、華僑、エコノミックアニマル
第7章不気味な反日的陰謀説の潮流
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こうきち
1
なんとなくで読んでみたのですが、三十年以上も前の書籍なので、ほとんど、「古新聞」状態です。当時の感覚は面白く読めました。2019/01/26
ekura
0
早い時期のユダヤ陰謀論デバンキング本。とはいえ著者にはデバンキングという意識がまだなかったようで、宇野のユダヤ陰謀論を経済論理として間違っていると批判する経済書である。経済通の著者の予測した「1990年代に株価暴落はない」「円高不況は1ドル=170円台を回復して解消する」「産業の空洞化はありえない」などの未来予想がすべてはずれ、宇野の暴論が一部とはいえあたった(世界同時恐慌→日本のみバブル崩壊、産業空洞化による雇用不安→リストラ、非正規社員増加による雇用不安)というのは、皮肉だ。2010/05/06