感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KANEO
16
同名の伝説的SF・ファンタジーTVシリーズで自らホスト・ナレーターを務めたTV作家ロッド・サーリング。彼の書き上げた68篇の脚本の内の6篇をノベライズ化し編まれたのが本作。アメリカの古き良きTV黄金時代を堪能させてくれる作品ばかりだ。 TV放映当時の雰囲気を再現するため締めのナレーションまで収録されているのが本書の特徴。全6篇の中でも『歩いて行ける距離』が今回のマイベスト。失われてしまった景色、二度と会えないはずの両親との邂逅。押し寄せる郷愁が切なくて…。特に父との最後の会話が堪らない。 2014/10/01