出版社内容情報
作りながら、食べながら、心はいつも、今は近くにいない人たちの思い出をふんわりと辿っています――
家族、友達、仕事仲間、異国で結んだ絆……忘れられない人々との「食にまつわる記憶」を描きとめたエッセイ集。春の筍の味噌炊き、みんなで食べたお正月のうどんすき、夏のしゅわしゅわの喜び、イギリスで出会った個性的な店主たち、父のお気に入りだった牛肉とトマトの炒め煮。思い出ごと愛おしい料理のカラー写真とレシピ付き
思い出の人と食を巡る、
人生の旅のような、
宝物をそっと差し出すような食エッセイ
【目次】
内容説明
作りながら、食べながら、心はいつも、今は近くにいない人たちの思い出をふんわりと辿っています―。思い出の人と食を巡る、人生の旅のような食エッセイ。
目次
1(美々卯のうどんすき;母のシチュー;ポパイが好きなやつ ほか)
2(父の幼なじみと、握り寿司;母のお弁当;まゆみお姉さんと、にこにこマーク ほか)
3(みんなで食べた、お正月料理;春はあけぼ…いえ、たけのこ!;しゅわしゅわの喜び ほか)
著者等紹介
椹野道流[フシノミチル]
作家。監察医。1997年、『奇談シリーズ』(講談社ホワイトハート文庫)でデビュー。2023年4月に初エッセイ『祖母姫、ロンドンへ行く!』(小学館)を発行、ベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
177
作者の心に残る食べ物の思い出のお裾分け。母親が作ってくれたお弁当は誰でも共感できそう。まあ、お好み焼き弁当はなかったですけど。実は、僕もブライトンでホームステイ·語学学校通いしました。寒い英国の冬に食べたミネストローネの暖かさと美味しさを思い出しました。そのお店がこの本に出てくるイタリアンレストランだったのかは定かではありません。2025/12/18
Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】
24
「祖母姫、ロンドンへ行く!」の作者による食べ物にまつわるエッセイ。まず読んでいると語られている料理が食べたくなる。読みながら表紙にあるようなゼリーを作り、翌日には寿司を食べに行ってしまった!読み進めるにつれて、最初の担当編集者との食にまつわる思い出、両親と一緒に食べた料理、留学先のイギリスでの食事など、楽しいだけではなく繊細で切ない内容も盛り込まれていて深く心に訴えかけてくる。椹野さんの小説は未読なのだけれど、すごく力量のあるエッセイストだなぁと思い、温かいお人柄を感じる。とてもオススメ。2025/11/29
アカツキ
14
「祖母姫、ロンドンへ行く! 」の著者による食べ物エッセイ。優しい家族の味もあれば、ほろりと苦く切ない思い出の味も。おせちの話を読んで亡き祖母の高野豆腐が恋しくなった。習っておけばよかったと後悔している。とはいえ、著者にとってのお母様のおむすびのように、その人じゃないと出せない味ってあるからなぁ。私も母の作る優しい味わいのおじやはどう頑張っても作れない。続編が出たらいいな。2025/12/16
平坂裕子
3
あの日、あの人と、食べたもの。その思い出の味は、懐かしく心に残っている。母が作ってくれた一品一品、もっときちんと作り方を教えてもらっていればよかったと、反省もしながら、自分なりに作ってみる。2025/12/19
azamanbow
0
★★★★★2025/12/26
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