出版社内容情報
不二倉壱之助は将軍や世嗣の警護を担う見習い番士。隠密との戦いや、町の事件に立ち向かいながら成長していく。新シリーズ第4弾!
【目次】
内容説明
巾着切りに遭った壱之介は、かつて「本所の銕」と呼ばれた長谷川平蔵の許に掏摸の松吉を伴うが、情状酌量となった。聞けば、許婚のおすえを女衒・播磨屋吉右衛門に連れ去られたという。おすえを救うべく、壱之介は策を練る。一方、江戸から奥州まで跋扈する真刀一味の非道な盗賊行為も看過できない。寄る辺なき者には情け深く、悪は許さぬ平蔵と壱之介の正念場!
著者等紹介
氷月葵[ヒヅキアオイ]
東京都生まれ。出版社勤務などを経て、フリーライターとして独立。秋月菜央の筆名で『虐待された子供たち』(二見書房)、『Relax in Blue』(経済界)等、福知怜の筆名で『タイタニック号99の謎』(二見書房)など、歴史、心理、ドキュメント系などの著書を多く執筆する。小説では第四回「北区内田康夫ミステリー文学賞」において「師団坂・六0」筆名・井水怜で大賞を受賞。「御庭番の二代目」シリーズと「神田のっぴき横丁」シリーズは第11回日本歴史時代作家協会賞のシリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひさか
17
2025年12月二見時代小説文庫刊。書き下ろし。シリーズ4作目。火付盗賊改、反骨の黄表紙、大盗賊、城中の噂、次の世へ、の5章で構成。深刻さは少なく、それでいて、人々の治世への苦言への対応や、悪や不公平に蹂躙される人々を救うストーリーを軽快に進める氷月さん流の展開は、爽快感があって楽しい。随分と思い切ったこともしでかす壱之介に、はらはらするするが、南町同心の清野、長谷川平蔵らの黙認や助力があって、なんとかなってしまう感ありありだが、それも壱之介の動きによって楽しさに塗替えられてしまうところに味がある。2025/12/31




