出版社内容情報
人工知能の急激な進歩と米国内の党派対立が世界に存亡の危機をもたらす。恐るべき未来を予見するNYタイムズベストセラー小説
内容説明
2054年、核戦争によって荒廃したアメリカでは、ポピュリズム新党が台頭し、党首のカストロは10年以上も大統領として政権を握っていた。その支配を強固なものにしようとする政策は、市民の暴力的な抵抗運動を強める結果となっていた。ところが突然、大統領は国民への演説中に倒れる。さまざまな誤報が飛び交うが、政府はしぶしぶ彼の死を公表した。同時に遠隔で遺伝子編集できるコードが、何者かによって漏洩されたことも発覚。はたして大統領の急逝と関係はあるのか?アメリカ政府への国民の不満は高まり、分断の道を進みはじめる衝撃のシミュレーション。
著者等紹介
アッカーマン,エリオット[アッカーマン,エリオット] [Ackerman,Elliot]
1980年生まれ。タフツ大学で文学と歴史を学んだ後、8年間海兵隊特殊部隊に従軍。退役後、イラン、アフガニスタンなどでの体験をベースにしたフィクションやノンフィクション作品を執筆。全米図書賞(ノンフィクション部門)にノミネートされた
スタヴリディス,ジェイムズ[スタヴリディス,ジェイムズ] [Stavridis,Admiral James]
1955年生まれ。アナポリス海軍兵学校を卒業後、海軍へ入隊。複数の駆逐艦や空母打撃群の指揮を執り、7年にわたり海軍大将を務める。2009年にNATO(北大西洋条約機構)欧州連合軍最高司令官。2013年より5年間タフツ大学フレッチャースクール学長を務めた。「第二次世界大戦以降、米海軍でもっとも頭脳明晰であり、もっとも優れた戦略家」ともいわれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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