出版社内容情報
旅籠付きの小料理屋のどか屋。今日ものどか屋に、さまざまな人々が訪れる!
内容説明
のどか屋は一に料理屋、二の旅籠、三に猫屋と言われるほど、初代ののどかから、猫を欠かしたことは一度もない。しかも、もらうと「福が来る」と言われる福猫だ。猫縁者は次々に広がり、のどか屋には今日も人情が溢れている。しかし、そんななか、災害に乗じて善意の者から「助け金」を騙し取る輩が出現。大おかみのおちよと二代目千吉の勘ばたらきが冴える!
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。印刷会社勤務を経て1998年より専業作家。ミステリー、ホラー、幻想、ユーモアなど、多岐にわたる作品を精力的に発表する。2008年「火盗改香坂主税 影斬り」(双葉文庫)で時代小説家としてデビュー、好評を博す。満を持して放った第二シリーズ「小料理のどか屋 人情帖」は、人気を博し、2021年第10回日本歴史時代作家協会賞の文庫書き下ろしシリーズ賞を他シリーズとともに受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はにこ
48
今回は猫中心のお話。もう長いこと猫と生きている人たちだけど、やはり猫との別れは辛いよね。時を経て色んな猫を迎えて送ったのどか屋。もはや旅籠や料理屋ではなく、猫屋みたいw猫がつないだ様々な縁。ネズミをつかまえ、人を癒したり励ます猫。優秀だなぁ。事件といえば義援金詐欺があったけど、あっという間に解決。ほのぼのしていてハードな読書の合間にピッタリ。2024/09/23
恋空
14
助け金を騙し取る輩😱なんと酷いこと。今回ものどか屋の勘が働き一件落着!! 福が来る猫も、亡くなって ねこ浄土に行った子もいますが、こゆきちゃんが無事にお産をしそれぞれまた里子に、、寂しい気もしますが里子に行った先でみな幸せに🥹穏やかな毎日が続くこと祈りつつ読了です。42巻も発売になったので楽しみです☺️2024/10/30
goodchoice
0
のどか屋のいつもの日々の流れが、とても貴重に思える。人も猫も代替わりしながらゆっくりと進んでいく。2024/08/07