出版社内容情報
食べ物で解く物語の謎……。
アガサ・クリスティー作品に登場するイギリスの食を解説。
待望の第2弾。
ポアロやミス・マープルの物語を彩る豊富な食の描写や習慣を詳しく知ることで、作品の世界や謎解きをより深く味わい、イギリスについて楽しく学ぶことができる一冊。
内容説明
幽霊館のビクトリア・スポンジ、名探偵がほおばる焼きリンゴ、庭師がささやくパイの噂、メイドが盛りつけるプディング…etc.食べ物が解く物語の謎。アガサ・クリスティー作品に登場するイギリスの食を解説。
目次
真夜中のココア『スタイルズ荘の怪事件』
スコーンとゆで卵のランチ『三幕の殺人』
英国のビールはぬるい『五匹の子豚』
百年愛されるバースバン『第三の女』
クリームと草イチゴ『白昼の悪魔』
なつかしいロックバンズ『メソポタミヤの殺人』
死を告げるゼラニウム「青いゼラニウム」
二本のスプーンとビスケット『雲をつかむ死』
コーヒーケーキのレシピ『シタフォードの秘密』
骨董道具“シュガー・カッター”『マギンティ夫人は死んだ』
青空レストランの食事『終わりなき夜に生まれつく』
栗のお菓子とプラムケーキ『蒼ざめた馬』
ソーホーとババ・オ・ラム『エッジウェア卿の死』
カボチャと焼きリンゴ『ヘラクレスの冒険』
グーズベリーパイ『もの言えぬ証人』
イギリスのキッチンリネン「教会で死んだ男」
ふさわしい服装『書斎の死体』
ヨモギギクのお茶「死のひそむ家」
ピンク・ジンとねずの木「砂にかかれた三角形」
塩漬け豚とほうれん草「奇妙な冗談」〔ほか〕
著者等紹介
北野佐久子[キタノサクコ]
東京都出身。立教大学英米文学科卒。児童文学を立教大学名誉教授・吉田新一氏に師事。今田美奈子お菓子教室製菓コース師範資格。日本人初の英国ハーブソサエティーの会員となり、研究のために渡英。結婚後は、4年間を英国・ウィンブルドンで暮らす。児童文学、ハーブ、お菓子を中心に執筆、講座を行うなど、イギリス文化を紹介している。NHK文化センターの講座を長年数多く担当。英国ハーブソサエティー終身会員。ビアトリクス・ポターソサエティー会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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