出版社内容情報
アンバーはシリアルキラーに殺されかけたところを謎の女性に救われるが、移り住んだラスベガスでもなぜかその女性に再度救われ…
内容説明
アンバーはテネシー州に住む心理学専攻の大学生。最近この町では殺人事件が多発していた。被害者は髪の毛を剃られ身体にペイントされた状態で絞殺され、遺棄されていた。まさか自分が狙われるとは思いもよらなかったアンバーは、ある日帰宅途中にいきなりヴァンに連れこまれ、目が覚めると地下室で全裸で手足を拘束されていた。ついに自分も被害者の仲間入りかと覚悟したとき、黒ずくめの女性が現われ、奇跡的に助けられる。彼女は何者なのか?なぜ彼女は連続殺人鬼を追っていたのか?命がけの追跡劇に巻き込まれる女性たちを描く軽妙なミステリー。
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ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
練りようかん
11
連続殺人犯に命を取られそうになる主人公。だがタフなポジティブシンキングで悲壮感はゼロ、主人公の切り替えの速さを反映してるような文章の流れで、あれよあれよという間に別のシリアルキラーに狙われ策を練るのがアメコミ風のカラフルさで良かった。偶然の連続は罠だったのか、ガクンと落ちる怖さと気になる一言に引っ張られ、弾む展開に没入。女たちの連帯が描かれ、章タイトルに半世紀前の映画名がついてるのだが、彼女たちが同性愛者であることが一味も二味も深くしたと思う。手順を踏んで殺す男たちと対照的なやっつけ方がいい、面白かった。2024/12/18
ユキタ
4
シリアルキラーに追われつ追いつする緊迫の展開が気になって読み進めたものの、あまり魅力あるシスターフッド物語ではなかった。ドットの人脈をフルに使ったラスベガス人海戦術は面白かった。2024/03/28
スゲ子
3
ピカチュウ殺人鬼とシスターフッドが出ると聞いたので…被害者の全身の毛を剃ってポケモンのペイントをしてから丁寧に絞殺する連続殺人鬼ピカチュウキラー。そんな奴に囚われてしまった主人公アンバーが「もう誰もやってないアプリに取り憑かれた奴なんかに殺されてたまるか!」っていうとこ1番笑った。そこにヌーッと現れるピカチュウのお面を着けた殺人鬼…でもピカチュウキラー早々に退場しちゃってガッカリ。後は別の連続殺人鬼を追う話に。なぜピカチュウキラーの話をもっと広げないんだ…!2024/12/09
大福
3
23冊目、読了。 “シスターフッド”とは、なんぞや?からこの本を手に取りました。 女性同士がタッグを組むことみたいです。レズビアン要素もあるけど、めちゃくちゃあるわけじゃなくて、サラッとした感じ。 分厚さの割には、サラッとしていました。2024/02/09
ミヤタミヤ
2
面白かった。手放しでそう思えるのは、海外小説に慣れてきたからかな? 海外のドデカGLという感じだった!もちろんそれだけじゃなくて、そりが合わないのになぜか惹き合う主人公たちのドキドキアクションミステリで終始楽しかった。映画になっても楽しそー!続編も出たら買う。2024/11/11